目指すはV奪還

 現在、青森県弘前市にある「はるか夢球場」で東アジアカップが開催されている。この大会は、東アジアからオリンピック競技復帰へ向けて盛り上がようと、2012年に始まった。第1回の開催国である韓国をスタートに各国で開催を持ち回り、日本では今回が第2回(岐阜県・揖斐川町)以来の開催となる。
 この大会で日本は第1回から四連覇を達成。しかも自国開催だった第2回以外は、TOP代表ではなく大学選抜やTAP-Bを派遣しての優勝であり、他国を圧倒している。しかし、前回は大学選抜が中国に決勝で敗れ、初めて準優勝に終わったため、今大会はV奪回が大きな目標となる。

画像: 2013年の第2回東アジアカップはTOP代表が出場。大会後のパーティーで優勝を報告した

2013年の第2回東アジアカップはTOP代表が出場。大会後のパーティーで優勝を報告した

ふさわしい「夢舞台」

 今回の会場である「はるか夢球場」も注目されている。弘前市は2008年北京オリンピックの女子日本代表監督だった齋籐春香さんの出身地であり、彼女の名前を冠した球場なのだ。グラウンドは人工芝だが、現在は弘前市の職員を務める齋藤さんの意見を採用してマウンドとホームベースまでが土になっており、投手用マットを敷く必要がないため投げやすい。ソフトボールを行うことを念頭に置いたこの球場は、宇津木麗華監督率いる新生日本代表がスタートを切るのにふさわしい舞台だ。

有望株そろうGEM4

 今大会には日本代表に加えて、GEM4(U23日本代表)も参加している。昨年から発足した選手の発掘と強化を目的とした「GEMプロジェクト」における最年長カテゴリーであり、選考会を経て17人が決まった。
 率いるのはデンソーの伊藤良恵監督。昨年末のTOP日本代表合宿で臨時コーチを担当し、宇津木監督の考えを若い選手たちに伝えることもできる。アシスタントコーチは戸田中央総合病院の田上美和監督と、淑徳大学の増渕まり子監督が務める。
 メンバーには日本リーグで台頭してきた有望株が並ぶ。投手陣では、日立のエースとなった小薗美希と、昨季2部リーグMVPの藤嶋涼菜(日本精工)が注目の存在。野手では、日本代表強化指定選手でもあるビックカメラ高崎の内藤実穂、日立の奥田茉優希に加え、今季好調の數原顕子(シオノギ製薬)も期待の選手だ。
 本日20日のチャイニーズ・タイペイ戦で勝てば、21日にはTOP日本代表との一戦が行われる。貴重な経験を通して彼女たちの秘めた可能性が開花するかも、この大会の大きな見どころだ。

GEM4で一番を打つ數原。6月24日発売のソフトボール・マガジン8月号では、連載「2020年の星」に登場

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