画像: 塩谷はスタンドを周り、サポーターに感謝の思いを伝えた

塩谷はスタンドを周り、サポーターに感謝の思いを伝えた

しんみりしたくなかった

広島からUAE(アラブ首長国連邦)のアルアインへの移籍が決まったDF塩谷司の壮行セレモニーが6月28日、YBCルヴァンカップのプレーオフ第1戦・広島vsFC東京戦終了後にエディオンスタジアム広島で行われた。

1988年12月5日生まれ、徳島県出身の塩谷は、徳島商高-国士舘大を経て2011年に水戸に加入し、一気に頭角を現して評価を高めると、2012年途中に広島に完全移籍。圧倒的な対人プレーの強さだけでなく攻撃力にも磨きをかけ、同年から2015年までの3回のJリーグ優勝に貢献した。2015年アジアカップなどで日本代表に選出されたほか、昨年はオーバーエイジ枠の1人としてリオ五輪にも出場している。今季開幕後にアルアインからのオファーを受け、6月15日に完全移籍が発表されていた。

試合終了後、ピッチ上でマイクの前に立った塩谷は「広島に来て5年がたちました。3度Jリーグで優勝できたこと、タイトルは取れませんでしたがカップ戦、天皇杯で準優勝できたこと、ACL、クラブワールドカップなど、たくさんの素晴らしい経験ができました」とあいさつ。クラブ内で最も仲の良いMF清水航平や、広島で知り合って結婚した夫人と2人の子どもたち、ファン・サポーターへの感謝の言葉も述べた。

画像: 広島の選手、スタッフによる胴上げで宙を舞う塩谷。

広島の選手、スタッフによる胴上げで宙を舞う塩谷。

その後はスタンドを周り、多くの人々から激励を受けながらハイタッチをしたり、花束やプレゼントを受け取ったりしながら別れを惜しんだ。最後にはクラブマスコットのサンチェから花束を受け取り、ハグした際に大きな鼻が顔にぶつかってしまうなど、笑顔もありながらピッチを後にした。

セレモニー終了後、報道陣の取材に応じた塩谷の目は潤んでいたものの、かろうじて涙は流れていなかった。それを聞かれると「(セレモニーでのあいさつを)紙に書いていなかったら泣いていました。冷静に、淡々と読まなきゃと…。できれば、しんみりとした別れにはしたくなかった。明るく出ていきたかった」とコメント。今後は7月中旬からのアルアインの開幕前キャンプに向け、準備を進めていくという。

(取材◎石倉利英)

7月24日発売のサッカーマガジン9月号では、この塩谷選手のインタビューを掲載。移籍の真相やセレモニーでは語られなかった新天地への決意などをお届けするので、お楽しみに!

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