画像: ベースボールマガジン8月号「衝撃の球界事件簿」

ベースボールマガジン8月号「衝撃の球界事件簿」

ベースボールマガジン8月号では「衝撃の球界事件簿」を大特集しています。
球界における事件というのは取り扱いが難しい。まず何をもって事件というのか、その定義があいまいだ。
暴行や傷害などは文字どおりの事件である。一方で、想像を絶するありえない記録や伝説的なサプライズも、事件の範疇に入るだろう。では、早大進学を表明していたPL学園・桑田真澄を巨人が単独指名した1985年秋のドラフトは事件と言えるのか言えないのか。ひと口に事件といっても、その“守備範囲”は広く、事件かそうでないかの判断は人々の主観に委ねられるものだ。
70年代あたりまでは、審判に対する暴行事件、ファンの暴動などで警官隊、機動隊が介入する物騒な事件も起こっていた。
それが、80年代になると、内角攻めにブチ切れた外国人がマウンドめがけて突進、投手に鉄拳を振るうなどの事件が見られるように(乱闘は外国人絡みが圧倒的に多い)。
コラムニスト・えのきどいちろうさん、ベースボールライター・石田雄太さんも語っていたが、70年代と80年代の時代感覚の違いとして、80年代は「プロ野球ニュース」が始まり、同番組の中の“珍プレー好プレー集”で、乱闘シーンも取り上げられるようになった。みのもんたさん独特のナレーションで伝えられたことで、同じ乱闘でもエンターテインメントの一環としての側面が強くなったと言えるだろう。一枚のモノクロ写真で伝えられる70年代の殺伐たる雰囲気とは明らかに違う。
そのあたりの「時代と乱闘」の移り変わりも、今号の見どころの一つとなっている。
巻頭カラーでは現在執行猶予中の清原和博氏に関するスペシャルコラムが掲載されている。担当記者として同氏を間近で見てきた日刊スポーツ編集局野球部デスク、飯島智則氏が人間・清原和博に対する現在の偽らざる思いを綴った。
過ちは当然、償うべきである。では、その過ちを犯した人間には、這い上がるチャンスはもう二度とないのか。もちろん、そのためには時間も必要だろう。
飯島氏は「彼は罪を犯した。どんな事情があるにせよ、許されることではない」としながら、「再犯率が何パーセントだろうと、彼は清原和博なのだ。きっと驚くような復活劇を見せてくれる。そう信じている」と記した。
記憶に新しい事件としては、今年5月に巨人が喫した13連敗もある意味で事件と言えるだろう。長嶋茂雄監督時代の75年に喫した11連敗を塗り替える球団ワースト記録は、球界の枠を越えてワイドショーの話題となるほどだった。こうしたネガティブなネタによってしか、世間に話題が届かないのは皮肉だ。
舌禍事件では、元阪神・江本孟紀氏の「ベンチがアホやから野球ができん」にトドメを刺す。今号では本人をあらためてインタビュー。南海から阪神へ移籍した江本氏の、タイガースに対する“上から目線”があのセリフを吐かせたのではないか。そう思えてしまうほど、パの名門球団・南海ホークスで野球をやってきた誇りが感じ取れる内容となった。
史上初のストライキにまで発展した2004年の球界再編問題は、その軌跡を追った。濃霧コールドゲームや火災のような球場で起こった事件史もカバー。江川事件や巨人の桑田指名、ドラフトと金などドラフトにまつわる事件も興味深い内容となっている。
6月30日発売(金)、ベースボールマガジン8月号、「衝撃の球界事件簿」にご期待ください。
文=佐藤正行(ベースボールマガジン編集長) 写真=BBM

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