名古屋場所(7月9日~23日、愛知県体育館)がいよいよ開幕します。夏場所後に新大関髙安が誕生し、名古屋の目玉となります。名古屋入り前は、「基本を見直したい」と四股、スリ足、テッポウの基礎運動を繰り返し、若い衆を相手に立ち合いの確認、押させて土俵際で残る稽古をしていました。体調はよさそうで、「優勝を狙います」と力強く宣言。

画像: 新大関に昇進した髙安

新大関に昇進した髙安

 それに立ちはだかるのが白鵬です。夏場所は熟練の相撲で1年ぶり38回目の優勝を全勝で果たし、完全復活を印象づけました。ただ、5年ほど前の圧倒的な強さは感じられず、うまさで勝っている印象なので、付け入るスキはありそうです。白鵬は魁皇が持つ通算最多勝の1047勝にあと11勝に迫っており、名古屋場所での達成がモチベーションになっています。

画像: 最多勝更新を狙う白鵬

最多勝更新を狙う白鵬

 名古屋場所に相性がいいのが日馬富士です。過去3回、名古屋で優勝しています。ケガが多く満身創痍の日馬富士ですが、ここ一番の集中力は素晴らしいものがあります。終盤まで優勝争いに絡んでいけば、一気に抜け出す可能性は高いです。6月は巡業がないだけに、日馬富士のように故障持ちの力士は、自分のペースで治療、稽古ができるので、名古屋は好成績が残せるのかもしれません。

 夏場所途中休場した稀勢の里は順調に回復しているようですが、万全とは言えないでしょう。夏場所よりもまし、という程度では優勝争いに割って入るのは難しいと思います。最近の2場所好調な大関の照ノ富士ですが、両ヒザに爆弾を抱えているだけに、信頼はおけません。優勝争いは白鵬、日馬富士の両横綱にどれだけ新大関の髙安が食いついていけるか、といったところでしょう。

画像: 休場明けの稀勢の里

休場明けの稀勢の里

 また、新関脇の御嶽海の活躍も注目です。上位にはなかなか通じませんが、下位には取りこぼさないので、上位に勝てるようになれば、すぐに大関に上がるでしょう。貴景勝、北勝富士の若手も上位に進出し、横綱、大関と初めて対戦が組まれます。人気の宇良も、上位に休場者が出れば、横綱戦が見られるかもしれません。若手力士の活躍も楽しみな名古屋場所となりそうです。


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