画像: 2014年に慶応日吉キャンパス内にある陸上競技場で開催された慶大ー京大戦。

2014年に慶応日吉キャンパス内にある陸上競技場で開催された慶大ー京大戦。

 昨季、早大、法大、慶大の3つ巴の争いなどにより、観客数が30%増えた関東学生アメリカンフットボール連盟が新たな取り組みを行う。日本版NCAA構想が議論されるなか、注目される。

 2013年までは、1部16校がA、B並列制だったが、2014年から上位8校をTOP 8、下位8校をBIG 8とする縦列制に移行した。この改革に反対するチームや、危惧する指導者は多かったが、成功したといっていい。

 並列制のときには、上位と下位の実力差があり、序盤戦は特に大差のゲームが少なくなかった。縦列制になったことにより、実力が拮抗し、気の抜けない緊迫した試合が続くことになった。2016年度のTOP 8は、早大、慶大、法大が6勝1敗で並び、最終的には早大が甲子園ボウル(全日本大学アメリカンフットボール選手権大会の決勝戦)に出場した。

画像: 関東学生アメリカンフットボール連盟のリーグ戦入場者数とチケットなどの売上の推移(売上には物品販売を含む)。左が売上金額(円)、右が入場者数

関東学生アメリカンフットボール連盟のリーグ戦入場者数とチケットなどの売上の推移(売上には物品販売を含む)。左が売上金額(円)、右が入場者数

 11月27日の横浜スタジアムのTOP8最終戦、慶大はそれまで1敗の法大に勝てば、全勝で66年ぶりの優勝、1950年以来の甲子園ボウル出場がかかっていた。会場には、その期待からシーズン最多の9176人が集まった。

 2014年から始まった改革により、有料入場客、各種売上、チーム券、登録学生数全ての数値で再編効果が出ている。そして、今シーズン、関東学生アメリカンフットボール連盟は、新たな取り組みを行う。

 10月28日のリーグ第5節、慶大-法大の試合が行われる会場は、慶大日吉キャンパスにある陸上競技場だ。大学スポーツでは、東京六大学野球が神宮球場で、関東学生ラグビーが秩父宮ラグビー場でと、聖地と呼ばれる球場やグラウンドで開催されることが多い。

 慶大日吉キャンパスの陸上競技場は、日吉駅の目の前にあり、対戦相手の法大のホームグラウンドがある武蔵小杉からも近い。TOP 8のメイングラウンドとなっている東京・アミノバイタルフィールドや神奈川・富士通スタジアム川崎に比べ、一般学生へのアピールもしやすい。この試合に両チームが全勝で臨むことができれば、昨年の横浜スタジアムでのリーグ最終戦の盛り上がりの継続も期待できる。

 アメリカンフットボールの本場・アメリカでは、10万人規模のスタジアムをもつ強豪大学もあり、ホームゲームでは、そのスタジアムがスクールカラーで埋め尽くされる。

 今回の関東学生アメリカンフットボール連盟の改革は、大学スポーツ界が変わっていく一歩になることだろう。

画像: ミシガン大のホームゲームが行われるミシガンスタジアムの収容人数は10万9,901人。アメリカンフットボールスタジアムとしては全米1位。 Maryland v Michigan ANN ARBOR, MI - NOVEMBER 05: The Maryland Terrapins play against the Michigan Wolverines at Michigan Stadium on November 5, 2016 in Ann Arbor, Michigan. (Photo by G Fiume/Maryland Terrapins/Getty Images)

ミシガン大のホームゲームが行われるミシガンスタジアムの収容人数は10万9,901人。アメリカンフットボールスタジアムとしては全米1位。
Maryland v Michigan ANN ARBOR, MI - NOVEMBER 05: The Maryland Terrapins play against the Michigan Wolverines at Michigan Stadium on November 5, 2016 in Ann Arbor, Michigan. (Photo by G Fiume/Maryland Terrapins/Getty Images)

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