画像: 就任から5年で3度J1で優勝した森保監督。7月1日の浦和戦に敗れ、クラブに辞任を申し出た

就任から5年で3度J1で優勝した森保監督。7月1日の浦和戦に敗れ、クラブに辞任を申し出た

7月1日に行なわれたJ1第17節・浦和レッズ戦で、サンフレッチェ広島は2点のリードを奪われながらも後半に追いつき、さらに逆転にも成功。しかし、「相手の圧力が上回った」(森保監督)ためにアディショナルタイムに再逆転を許し、リーグ戦4連敗。結果、降格圏を脱せず、17位と低迷していた。そして本日、クラブより就任から5年で3度J1を制した指揮官の退任が発表された――。

黄金時代を築くも…

7月4日午前、広島の森保一監督が前日3日をもって退任したことがクラブから発表された。4日の練習から横内昭展ヘッドコーチが監督として暫定的に指揮を執ることも併せて発表されている。
森保氏は2003年限りでの現役引退後、広島と新潟のトップチームコーチなどで指導歴を積み、2012年に広島の監督に就任。同年からJ1リーグ連覇を達成し、2015年には3度目のJ1制覇に加え、クラブワールドカップでも3位に導くなど黄金時代を築いた。

就任6年目を迎えた今季は守備において、それまでのリトリート主体から、高い位置でボール奪取を狙うやり方へと変更を加えて開幕を迎えた。しかし、前線の核となることが期待された新戦力のFW工藤壮人、MFフェリペ・シウバのフィットに時間がかかったことや、負傷者の続出などのマイナス要因が重なり、開幕戦で引き分けると、2節から3連敗を喫してスタートダッシュに失敗した。

第4節終了後のリーグ中断期間に、守備を昨季までのやり方に戻して巻き返しを期したが、再開初戦でも柏に敗れて4連敗。第6節・G大阪戦での今季初勝利後も調子は上向かず、第12節・甲府戦での今季2勝目の翌節から今季2度目の4連敗を喫し、シーズン折り返し時点の第17節終了時点で2勝4分け11敗(ホームでは未勝利)、J2降格圏内の17位に沈んでいる。

横内コ-チは暫定。近々、新監督発表

広島の織田秀和社長はクラブを通じて発表したコメントで、3-4で敗れた7月1日の第17節・浦和戦後に足立修強化部長、森保監督と3人でシーズン前半戦の総括を行なっていた場で、森保監督から成績不振による辞意の申し出があったことを明かした。さらに「クラブとしては慰留をしましたが、本人の意思が固く、辞任を了承しました」と語り、「(広島で)選手としても活躍し、まさにチームのレジェンドともいえる森保監督の辞任を了承することは、苦渋の決断であり、非常に残念に思います。5年半の尽力に、改めて心より御礼申し上げます」と続けた。

広島は、G大阪でプレーしていたFWパトリックを期限付き移籍(所属元のブラジルのクラブから)で、DF丹羽大輝を完全移籍で獲得しており、今後は上積みした戦力と新監督でJ1残留を目指すことになる。横内ヘッドコーチはクラブを通じて「目の前の勝ち点をつかんで積み上げていくために、全力を尽くします」とコメントを発表したが、織田社長が「新監督につきましては、決定次第、速やかに皆さまにお知らせいたします」とコメントしていることから、遅くとも第18節・横浜FM戦後のJ1リーグ中断期間から新監督が指揮を執り、チーム再建を図っていくことになりそうだ。

画像: 試合後、サポーターに挨拶する選手たち。内容は悪くなかったが、勝ちきれず広島はリーグ戦4連敗を喫した

試合後、サポーターに挨拶する選手たち。内容は悪くなかったが、勝ちきれず広島はリーグ戦4連敗を喫した

This article is a sponsored article by
''.