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【現地発】 サンウルブズ松橋、ストーマーズ戦へ「ドゥ・オア・ダイ」

アイルランド代表との第2テスト同様、オープンサイドFLで先発する松橋。
存在意義のかかるストーマーズとのタフバトルに臨む(撮影:出村謙知)
ある意味、出場した選手よりも悔しい思いは強かったかもしれない。
開始わずか6分で奪われた先制トライを皮切りに、今季絶好調のライオンズに好きなように自分たちのラグビーをされて計14トライを重ねられての惨敗。
その1週間前にアイルランド代表との第2テストで先発出場していた松橋周平は、同じ立場だった田村優、松島幸太朗らとともに、アウェーチームにとっては世界でも有数の戦いにくい場所であることは間違いないエリスパーク(エミレーツエアライン・パーク)で、仲間たちが蹂躙されるのを眺めているしかなかった。
「正直、『何やってるんだよ』という気持ちもあったし、試合が終わった瞬間に、自分が次に出た時にどれだけのアクションができるのか、すぐにそういうマインドになった」
ライオンズ戦の翌日、チームはジョハネスバーグからケープタウンに移動。間違いなく世界でも有数の美しさを誇るアフリカ大陸南端の港町で、次なる強敵であるストーマーズとの戦いに向けて準備を続けてきた。
Do or Die.
「やるのか、それともこのまま死んでしまうのか、だぞ」
目と鼻の先には大西洋に面した美しい海岸線が広がり、背後にはテーブルマウンテン。そんな絶景の中に佇む「グリーンポイント・トラック」という由緒正しいグラウンドで続けられたトレーニングセッションでは、常に激しい言葉が繰り返されてきた。
南アフリカのラグビーにとって、エリスパークさえ霞むような存在感を誇るニューランズでおこなわれるストーマーズ戦。サンウルブズにとってはその存在意義を証明しなければならない戦いになることは、選手たちにも自覚はある。
だからこその、「ドゥ・オア・ダイ」なのだ。
「相手の勢いを殺したい。ディフェンスでしっかり前に上がって、ブレイクダウンでプレッシャーをかけて、相手の勢いを殺す。アタックでも強みであるボールキャリーで相手のディフェンスの勢いを殺していく」
ほんの1年前には、トップリーグでもデビューしていなかった。
それが、リコーでの新人とは思えない活躍ぶりから昨秋の日本代表への招集となり、世界と戦える手応えを感じながらサンウルブズでのキャップも早くも7を数える。
この1年間、世界で通用する存在へと駆け上がり続けてきたと言っていい若武者は、アイルランド代表との第2テストでもそうだったように、ストーマーズ戦の先発では唯一の日本生まれバックローとして、サンウルブズだけにとどまらない、世界における日本ラグビーの存在意義を証明する戦いの前線に体を投げ打つことになる。
「勝ちに行く、勝ちたい、という思いをプレーに出して、リードしていきたい」
長らく世界一美しいラグビースタジアムとの賞賛を受けてきたニューランズを、スーパーラグビーに相応しいバトルフィールドに変えて、“スーパーラグビーを真剣に考えている(当たり前だ!)”ことを、身をもって示す。
(文:出村謙知)

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