画像: 広島 鈴木誠也・ここぞで光った集中力

広島 鈴木誠也・ここぞで光った集中力

打ってほしいときに打つ。鈴木誠也が7月2日の中日戦[マツダ広島]で放った逆転3ランは、これぞ四番という仕事だった。
一振りで試合を決めた。1点を追う8回一死一、三塁だった。直前に投手が岩瀬から又吉に代わった。初球の内角のワンバウンドを見逃し、2球目。直球1本に絞っていた。並の打者ならファウルになる内角低めいっぱいの直球。鈴木は踏み込んで腕をたたみ、近いポイントで芯に当てた。打球は左翼スタンドに一直線。試合を引っくり返した。
打率は3割を超えているが、得点圏打率は3割未満。「ふがいなかった。打てなくても使ってもらった」。一塁を回って大きくガッツポーズ。球団関係者が「あれは誠也にしか打てない」と絶賛した一発だった。緒方監督も「カープの四番が、本当に大きな、大きな一発を打ってくれた」と大喜び。若き四番の意地の一発だった。
プロの集中力だ。3打席目まではオープンスタンスで打席に入っていた。「何とかしようという一心で。無意識でああなってました」。打った打席はスクエアに戻っていたが「無意識で戻っていた」。何が何でもの心意気が鈴木の形を変えさせた。18.44メートルの距離での攻防。集中力がここ一番の1本を導き出した。
無論、鈴木は現状には満足していない。決勝弾の後も、スイングルームにこもった。「得点圏で打てるようにしていかないといけない」。これこそが鈴木のプロとしてのプライドだ。

column.sp.baseball.findfriends.jp

This article is a sponsored article by
''.