画像: 「8人でまとまれば押せる」。最後に答え出した具智元、日本代表入りへ名乗り

「8人でまとまれば押せる」。最後に答え出した具智元、日本代表入りへ名乗り

23歳の誕生日を迎える5日前、初の先発起用に応えたのが具智元だった。
7月15日、東京・秩父宮ラグビー場。国際リーグのスーパーラグビー最終節において、日本から参戦2年目というサンウルブズの右PRで起用される。元韓国代表PRの東春さんを父に持つ、身長184センチ、体重122キロのホープである。
最高気温33度というグラウンドコンディションにあって、ニュージーランドはブルーズとのスクラム合戦で引けを取らない。長谷川慎スクラムコーチの提唱する形に倣い、姿勢を保つ。
「こっちは(スクラムを組むFWが)8人でまとまっていた。いける、と思えました」
とかく受動的になる相手ボールの時も、「(ブルーズが)思ったより押してこなかった」と堂々と伍した。自軍ボールに関しては後半23分、敵陣ゴール前左で猛プッシュを繰り出した。左側からせり上がり、スタンドを沸かせた。
結局、ここでの追加点は生まれなかった。具も「押せたと思って(体勢が)浮いてしまいました。もっと低くいけば...」と自らのフォームにただ反省する。しかし、最後は48-21のスコアで2勝目を挙げた。試合を振り返れば、控えめな口調に自信をにじませた。
「低い姿勢になって8人でまとまれば、押せると思いました」
元日本代表スクラムコーチのマルク・ダルマゾに「(母国の)フランスへ連れて帰りたい」と言わしめた逸材だ。サンウルブズ加入2季目の今季は怪我で出遅れたが、終盤の2試合に出場。本職と違う左PRを任された前年度から、結果的にジャンプアップできた。
ブルーズ戦ではチーム最多タイの10本のタックルを放つなど、フィールドプレーでも活躍。「皆(守備列)で上がっていたので、いい感じに行けました」。ボールを持てば、ニュージーランド代表FLのジェローム・カイノら猛者の懐へ差し込む。時折、球に絡まれたが、力勝負では引けを取らなかった。
春に拓大を卒業したばかり。ここからはホンダのプロ選手として、国内下部のトップチャレンジリーグに挑む。秋の日本代表ツアーに向け、地に足をつけて戦う。
(文:向 風見也)

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