画像: 都市対抗野球はNTT東日本(東京都)が36年ぶり2度目のV

準優勝・日本通運(さいたま市)が手放した流れ

 野球は流れが勝敗に大きく影響するスポーツだとつくづく思わされた。第88回都市対抗野球は7月25日に決勝戦が行われ、NTT東日本が日本通運を10対4で破り、36年ぶり2度目の優勝を飾った。

 4対4で迎えた7回二死一、二塁、一番・下川知弥の3ランが決勝打となったが、序盤の両チームを行き来した流れを手放した4回裏の日本通運の攻撃が勝敗を左右したと感じる。

 初回に日本通運が先制し、NTT東日本が2、3回に3得点で逆転。その裏、3点を奪い日本通運が4対3とリードして迎えた4回一死満塁の好機。四番・北川利生が初球を打って出て一飛に終わり、追加点を奪えずに攻撃を終えていた。

 その前の3回の攻撃で一死三塁から適時二塁打を放っていた北川だが、これは2点をリードするNTT東日本の内野が定位置を守る中で、1、2球目を見逃し2ストライクと追い込まれた上で、1ボール2ストライクからのボール球のスライダーに食らいついて中前に運んだもの。この後、NTT東日本にもミスが重なりさらに得点を重ねたために見逃しがちだが、好機での打撃姿勢の重要性を北川の3、4回の打撃に見た。新人だった昨年から四番を任され、勝負強さがあるだけに、さらに洗練されればプロからの注目度も上がるはず。

 試合は続く5回の攻撃でNTT東日本の加藤孝紀(明治安田生命から補強)にソロ本塁打が飛び出し、同点。「最初は浮き足立っていたところがあった。5回が終わった時点でもう1回試合をしよう」(飯塚智広監督)と仕切り直した時点で、すでに流れはNTT東日本に大きく傾いていた。


第88回都市対抗 主な表彰選手
橋戸賞・首位打者
福田周平内野手[NTT東日本]

小野賞
阿部良亮投手[日本通運]

若獅子賞
堀誠投手[NTT東日本]
小室湧未内野手[JR東日本]
高橋俊外野手[日本通運]

久慈賞
北川利生内野手[日本通運]

打撃賞
喜納淳弥内野手[NTT東日本]

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