高い反発力・収縮性を有した生地で作られたベンチシャツを着用せずに、パワーリフティングの試技を行う“ノーギア”105kg級で、スクワット310kg・ベンチプレス215kg・デッドリフト305kg・トータル828kgと4つの日本記録を保持するのが、武田裕介選手。高校生の頃から尋常ならざるヘビーウエイトを扱ってきた武田選手だからこそ、30代前半でも疲労回復・リカバリーへのこだわりは強い。
text by Yuko Morinaga

疲労を蓄積させないためのリカバリー法を見つける

画像: 「自分に合ったリカバリー法を3つ見つけたい」と武田選手。練習前の入念なウオーミングアップも、その1つ

「自分に合ったリカバリー法を3つ見つけたい」と武田選手。練習前の入念なウオーミングアップも、その1つ

――トレーニングの積み重ねと同様に、疲労を回復させることも重要な要素といえますか?
武田 非常に大切です。リカバリーがうまくできていないと、トレーニングの質が下がるのはもちろんですが、一番の問題は疲労の蓄積によってケガが起こる点です。つまり、ケガをしてしまうのは、コンディションの初期値が低い証拠といえます。本人はゼロからスタートを切っているつもりですが、実際にはマイナスからのスタート。体が耐え得る限界値に、より早く到達してしまうことでケガするのです。
――前回の練習の負荷でマイナスに向かったコンディションを、ゼロに戻した状態で臨むのが理想、ということですね。
武田 その通りです。リカバリーというと、コンディションをよくするもの、プラスにするものと捉えられがちですが、そうではなく「マイナスをゼロに戻すこと」を指します。なかにはコンディションをよくしようとして、体を緩めすぎて(ほぐしすぎて)しまうケースもある。筋肉が緩めば関節は守られませんから、壊れてしまうのは一目瞭然です。これはコンディションとしてプラスでもゼロでもなく、マイナスです。
――過剰なコンディショニングはもろ刃の剣になりかねないのですね。
武田 実は「適度」というのが重要です。その程度は人によって異なるものですが、1ついえるのは、ケガをしてから、痛みがあるからリカバリーをするのでは遅いということです。自分に合ったコンディショニングをどれだけ日常的に行えるか? そして、自分に最も適した方法を見つけておくことが大事です。私はよく「試合のない時期に、疲労を蓄積させないためのリカバリー法を見つけよう」と話しています。私がいいと思うものも教えますし、仲間からも教えてもらって、最終的に自分に合ったリカバリー法を3つ見つけられるといいね、と。
――3つ、ですか?
武田 巷には、実にさまざまなリカバリーの方法やグッズが存在しますし、体のケアをしてくれる治療家の方もたくさんいます。けれども「これなら100%誰にでも合う」というものはないと私は思っています。だからこそ、自分に合ったものを見つけることが大事なのです。

画像: 普段はパワーリフティングジムTeam X-treme Power!!!で、ヘッドストレングスコーチとして指導を行う。フォームを見ただけで不具合のある身体部位を言い当て、改善へと導くため、会員からの信頼度はとてつもなく高い

普段はパワーリフティングジムTeam X-treme Power!!!で、ヘッドストレングスコーチとして指導を行う。フォームを見ただけで不具合のある身体部位を言い当て、改善へと導くため、会員からの信頼度はとてつもなく高い

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