画像: リコー、サントリー、神鋼など好発進! 豊スタに2万7千人、近鉄は劇的DG

リコー、サントリー、神鋼など好発進! 豊スタに2万7千人、近鉄は劇的DG

15年目を迎えたラグビーの日本最高峰リーグ、「ジャパンラグビー トップリーグ 2017-2018」が8月18日に開幕し、第1節の5試合が東京、大阪、愛知でおこなわれた。
東京・秩父宮ラグビー場でのオープニングゲームは、昨シーズンにチーム史上最高の6位となって自信をつけたリコーブラックラムズと、同じく過去最高成績を収めた昨季5位のNTTコミュニケーションズシャイニングアークスが対戦し、17-13でリコーが接戦を制した。
互いにPGでスコアを動かし、リコーは9-3で迎えた前半29分、相手がシンビンのFL金正奎を欠いて数的バランスが崩れていたなか、ゴール前のスクラムでアドバンテージを得ると一気にたたみかけ、SH山本昌太がトライを挙げて14-3で前半を終えた。
追うNTTコムは後半早々、ゴール前のスクラムで優勢になったあと、今年上半期はレベルズで活躍しスーパーラグビーのベストフィフティーン(チーム・オブ・ザ・シーズン)に選ばれたNO8アマナキ・レレィ・マフィが豪快にゴールへ持ち込み、流れを変える。55分(後半15分)にはSO小倉順平がPGを決め、1点差に詰めた。
しかしリコーは、61分のカウンターアタックでWTB長谷川元氣のトライは認められなかったものの、67分にSOタマティ・エリソンのPGで3点を追加。黒ジャージーの男たちはそのままリードを守り切り、笑顔のノーサイドとなった。
連覇を狙うサントリーサンゴリアスは秩父宮で開幕を迎え、キヤノンイーグルスに32-5で快勝。
キヤノンが前半早々に反則の繰り返しでイエローカードを出され、数的有利となったサントリーは前半4分、ラインアウトモールからHO中村駿太が前に出て先制した。28分にはNO8ジョージ・スミスがゴール前のピック&ゴーで追加点。35分には、新加入の元オーストラリア代表CTBマット・ギタウがゴール前で3人を引きつけたあと、CTB村田大志、WTB中鶴隆彰と連係プレーが決まり、前半を19-0で折り返した。
後半早々にPGで加点したサントリーは、54分(後半14分)にはLOジョー・ウィーラーのキックパスを受けた村田がタックラー3人をかわしてゴールに持ち込み、リードを拡大。
対するキヤノンは60分、ゴール前でフェイズを重ねたあと、NECから移籍してきた日本代表のSO田村優が正確なパスを左大外のWTBハヴィリ リチャードアファに通し、5点を返したが、得点シーンはその1回だけ。
ボーナスポイントを確実にしたいサントリーは、76分、FW・BK一体となってつなぎ、中鶴がチーム5トライ目を挙げて締めくくった。
愛知はどしゃ降りの雨だったにもかかわらず、世界的名将のジェイク・ホワイトが監督に就任したトヨタ自動車ヴェルブリッツと、海外での挑戦を終え2季ぶりに日本ラグビー界に戻ってきた五郎丸歩を擁するヤマハ発動機ジュビロの対決を観ようと、豊田スタジアムには2万7871人の観客が集まった。
勝ったのはヤマハ。難しいプレー環境のなか、14-11で大事な初戦を制した。
均衡を破ったのはトヨタだった。前半40分、フィジカルが強いFWのタテへの前進とBKのゲインで敵陣深くに入ると、FB竹田宜純がディフェンス裏へ蹴ってインゴールにボールを転がし、WTB小原政佑が押さえて先制した。
5点を追うヤマハは47分(後半7分)、ハイパントキックからボールをキープして連続攻撃を仕掛け、敵陣22メートルライン付近でFLモセ・トゥイアリイのパスを受けたWTB伊東力が抜けてトライ。五郎丸のコンバージョンキックも決まって逆転した。
その後、トヨタにPGで加点され再び追う立場となったヤマハだが、62分、ゴール前左のスクラムから攻め、CTBマレ・サウの力強い走りも効いて、WTBゲラード・ファンデンヒーファーがフィニッシュ。14-8と再逆転に成功した。
トヨタは70分にPGで3点差に詰めたものの、そのままフルタイムを迎え、勝点4を手にしたのはヤマハだった。
降格を経験し、2季ぶりのトップリーグ参戦となったNTTドコモレッドハリケーンズは、大阪・ヤンマースタジアム長居で神戸製鋼コベルコスティーラーズとの「阪神ダービー」に挑んだが、16-39で敗れた。
神戸製鋼は前半2分にLOアンドリース・ベッカーからのオフロードパスをもらったSHアンドリュー・エリスが先制トライ。16分にはSOイーリ ニコラスのキックパスをWTB大橋由和がタッチライン際で内にはたいてボールを生かし、拾い上げたFBコディ・レイがゴールに持ち込み追加点を挙げた。
ドコモはFB才口將太がPG3本成功で得点を重ねたが、神戸製鋼は37分、HO木津武士が軽快なフットワークで魅せてエリスにつなぎ、10点差をつけて前半を終えた。
ドコモは後半早々、自陣深くから、SOリアン・フィルヨーンが仕掛けて始まったカウンターで次々とつなぎ、才口がフィニッシュ。コンバージョンも決まって16-19とした。
しかし、神戸製鋼はPG2本で9点差とし、さらに両チームとも苦しい時間帯の68分(後半28分)、WTB大橋が自陣10メートルライン付近から抜け出してそのままゴールに持ち込み、大きな追加点を獲得。77分にはSHエリスがハットトリックを決め、ドコモの挑戦を退けた。
ヤンマースタジアム長居での第2試合は、ともに昨季入替戦を経験した近鉄ライナーズと豊田自動織機シャトルズが対戦し、近鉄が、15年目のベテランSO重光泰昌の劇的なドロップゴールで13-12と逆転勝利を収めている。
前半は近鉄がWTB矢次啓佑のトライなどで10-0とリード。
しかし、豊田自動織機は54分(後半14分)、大きくボールを動かしてディフェンスを崩しにかかり、FL藤井俊希、HO平原大敬とゲインしてSOサム・グリーンにつなぎ、3点差とする。71分にはハーフウェイ付近のラインアウトからの攻撃でバックスが躍動してゴールに迫り、テンポよくリサイクル、グリーンがキックパスを放ってボールを確保したWTB大道勇喜がゴール右に押さえ、ゲームをひっくり返した。
2点を追う近鉄は75分にスクラムでPGチャンスを得、重光が約45メートルのショットを狙ったが、クロスバーに当たって跳ね返り、失敗。
だが、ドラマは試合終了間際だった。
80分、相手のダイレクトタッチにより敵陣22メートルライン付近でのラインアウトとなった近鉄は、確実にボールをキープして中央へと動かし、SH榎本光祐からパスをもらった重光が約35メートルのドロップゴールを決め、劇的な逆転ゲームとなった。
19日には秩父宮ラグビー場で、東芝ブレイブルーパス×NECグリーンロケッツ、クボタスピアーズ×パナソニックワイルドナイツの2試合がおこなわれる。
コカ・コーラレッドスパークス×宗像サニックスブルースの九州ダービーは、日曜日の夕方、福岡・レベルファイブスタジアムでキックオフ。
連覇へ向け上々のスタートを切ったサントリーのツイ ヘンドリック(撮影:松本かおり)

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