画像: 小松大祐プレイングアドバイザーが語るリコーのいま。次はサントリーと激突。

小松大祐プレイングアドバイザーが語るリコーのいま。次はサントリーと激突。

リコーは8月18日、東京・秩父宮ラグビー場での日本最高峰トップリーグの開幕節で、過去2シーズン負け続けていたNTTコムを17-13とロースコアで制した。WTBとして先発した小松大祐が、安堵の表情を浮かべた。
「NTTコムには2回負けていたので、『今年は...』という思いが強かった。練習では相手のプレーをノンメンバーがクオリティー高くやってくれた。その成果が、出たと思います。向こうのハンドリングエラーに助けられたところもあったんですけど、ディフェンスはよかった」
前半2分、NO8のコリン・ボークが自陣からのカウンターで大きく突破。まもなくSOのタマティ・エリソンが先制ペナルティゴールを決めた。小松は「そこで、(流れに)乗っていけた」と感じた。
「いつものNTTコムとの試合では、ちょっと消極的なプレーが多かった。そこを見直して、前半から積極的に行こう、と言っていた。相手に主導権を握られないことが重要だったので」
2007年に立正大から加入した小松は、身長173センチ、体重86キロの32歳。防御の死角や急所を突くランニングスキル、献身的な守りを長所とする。2012年からは3季続けて主将も務めるなど、チームの顔としてファンに認知されてきた。
2010年には社員からプロへ転向し、いまは将来に備えてコーチングの勉強をしているという。一時は理学療法士も目指していたが、昨季オフに「オーストラリア協会コーチングレベル1」を取得するなど、楕円球の世界にどっぷり漬かっている。
「トップリーグに来ている海外のコーチはレベル3、4あたりを持っているので、先はまだ長いのですが。オフから6月くらいまでは、チームに許可をもらってコーチングの勉強のために外に出してもらう日もあります。日本にオーストラリア協会の方がセミナーに来ていたら、その日に練習があってもそちらへ行かせてもらったり...。でも第一(の活動)は、選手。普段は皆と同じ練習をした後に、コーチに分析のこととかを聞いたりしています」
ルーキーイヤーにはトップリーグからの降格を経験。再昇格を果たしたが、以後も何度か指導体制の乱れを感じた。しかしここ数年来は「いいチームになった」。前年度までFWコーチだったマット・コベインがヘッドコーチとなり、神鳥裕之GM兼監督とともに統一感を醸成しているようだ。
昨季は松橋周平が新人賞を獲得し、チームはトップリーグ創設以来最高の16チーム中6位に躍り出た。「去年は松橋、濱野(大輔)という新人が入ってきて、チームにいいプレッシャーを与えてくれた(2人とも先発に定着)」。さらなる上位進出へ、小松は自信を覗かせる。
「今年から新しいディフェンスコーチ(サム・ハリス)も来てくれていて、よく選手とコミュニケーションを取ってくれます。昔はチーム内でわだかまりのあった時期もありましたけど、いまは違う。11年目で、そう思います。変わりました」
8月25日には、秩父宮でディフェンディングチャンピオンのサントリーとぶつかる。防御時の素早い起き上がりをモットーとする黒いジャージィは、どんな戦いを披露するだろうか。
(文:向 風見也)

rugby-rp.com

This article is a sponsored article by
''.