画像: 【侍ジャパンU-18戦記(01)】国際大会いきなりの“洗礼”

【侍ジャパンU-18戦記(01)】国際大会いきなりの“洗礼”

現地時間9月1日から始まる「第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」。清宮幸太郎を主将とした“高校生ジャパン”がカナダで世界を相手に奮闘を繰り広げる。悲願の世界一へ――。若きサムライたちの戦いを追う。
「すべてが想定外」だと思えば......
決戦の地に到着したが一部の選手らの荷物が届かなかった
1992年のバルセロナ大会、野球がオリンピックで初の正式種目となり銅メダルを獲得した当時の日本代表を率いた山中正竹監督(現侍ジャパン強化本部長)は、ことあるたびに「国際試合は何が起こるか分からない。何が起きても驚いてはいけない」と力説している。
マウンドを含めたグラウンドの形状、国際公認球、ストライクゾーン、練習会場の急きょ変更、食生活......。挙げればキリがない。つまり、海外において日本の“慣習”は通用しない。むしろ「すべてが想定外」だと思って臨んだほうが、慌てることはないのだ。野球で勝負しにきているわけだから、競技以外のストレスは極力、軽減したいところ。だが、そう甘くないのが国際大会の厳しさなのである。
到着直後、いきなりの“洗礼”を受けた。
侍ジャパンU-18日本代表は現地時間8月28日夜、カナダ・サンダーベイに到着した。羽田から経由地・トロントへ。そこからの飛行機はプロペラ双発機の小型機(通路を挟んで座席2列ずつ)だった。
到着ロビーで荷物を待ったのだが、なかなか出てこない。ベルトコンベアが動いてから15分後、ついに“悲劇”の時がきた。日本代表チームの選手、関係者の一部のスーツケースと同行していた報道陣10数名の荷物は結局、届かなかったのだ。
空港関係者の証言によれば、小型機に大量の荷物が乗り切らなかったらしい。
海外においては、よくあるケースである。ただ、バットも届いていないのは死活問題。「明日は、練習にならない」と高野連関係者は表情を曇らせていた。明日の朝便以降で届く予定となっているが、心配は尽きないところではある。他のチームに借りるわけにもいかないだろうから最悪、現地調達をするか、日本から再度、送るしかない。しかし、開幕は9月1日に迫っている。
ちなみに筆者の荷物も届かず、約20時間かけたフライトであったが、着替えはなく、明日も同じ服で現地での練習初日取材を迎えることとなる。侍ジャパン同様、慌ててはいけない。目の前の仕事を粛々とこなすだけだ。
<次回に続く>
文=岡本朋祐 写真=BBM

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