8月30日(水)、株式会社ドーム(東京都江東区)で「State of College Athletics ~米国大学スポーツの現場~」と題したイベントが開催されました。NCAA(National College Athletics Association:全米体育協会)会長のマーク・エマート氏らが来日し、講演を行いました。
画像: どうなる日本版NCAA? NCAA会長・マーク・エマート氏が来日

NCAA設立の経緯と
日本版NCAAが学べること

 現在1100校の大学が加盟し、約1万9000チーム、約50万人の選手が所属するNCAA。
 エマート氏は講演の冒頭で、「現在のNCAAは、何千ドル、何億ドルも稼ぐ大きな組織だと驚かれることが多いのですが、これから組織を設立しようとしている日本にとっては、NCAAができた経緯、つまり初期の段階から紐解いていくことが有益かもしれません」と話し、100年以上前に約60校から始まったNCAA設立の経緯について説明しました。

 19名ものフットボール選手がプレー中に死亡した事故から端を発し、選手の健康と安全を守るべく設立されたNCAA。
 設立の当初からNCAAが重視していることは、以下の3つです。

・大学スポーツは、あくまで教育の一環であること
・学生アスリートたちの健康と安全を守ること
・ルールに基づき常に公正・公平であること

 NCAAがビジネスとして成功し、現在のように上げられるようになった多くの収益は、100年以上の歴史を積み上げるなかで徐々に生まれてきた産物なのです。
 エマート氏は最後にこう強調しました。
「日本でも、多くの収益をいきなり上げることはできません。現在のNCAAを見てそれだけを真似ようとするのではなく、ゼロからNCAAが成長してきたその過程を参照していただきたいと思います」

画像: 株式会社ドーム代表取締役CEOの安田秀一氏(左から3番目)らを交えたパネルディスカッションも行われた

株式会社ドーム代表取締役CEOの安田秀一氏(左から3番目)らを交えたパネルディスカッションも行われた

 日本版NCAAの設立は、来年度中を予定しています。今後どのような話し合いがもたれ、実りある組織にしていくのでしょうか。
 今回のエマート氏の講演の内容は、コーチング・クリニック12月号(10月27日発売)に掲載予定です。ご期待ください!

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