画像: 【W杯出場決定】新しいサムライ、井手口陽介。「決まった瞬間は頭が真っ白でした」

指揮官ハリルホジッチが就任以来、求めてきた「デュエル」を体現し、オーストラリア戦で勝利を手繰り寄せるゴールも決めた(○日本 2-0 オーストラリア)。先制点を挙げた浅野拓磨とともに、リオ五輪世代の選手として先発に名を連ねた井手口陽介は、新しい力の台頭も示してみせた。

21歳が決めた鮮烈なゴール

そのプレーぶりはもう何年もの間、日本代表の中盤を支えてきた選手のようだった。

ハリルホジッチ監督の命を受け、中盤のボールハント役3人のうちの一人として、先発に名を連ねた井手口陽介。インナーハーフの山口蛍、アンカーを務めた長谷部誠とともに序盤から果敢なアプローチと類まれなるボール回収能力を示し、オーストラリアのパスワークを封じ込んだ。

6月のイラク戦以来、先発出場は2度目。しかも前回は途中で負傷し、ピッチをあとにしている。そのイラク戦が引き分けに終わったことで、井手口本人には期するものがあった。オーストラリアとの大一番で先発を果たし、そして――。

前半の浅野のゴールで1点をリードしたまま迎えた82分、攻撃面でも大きなインパクトを残した。相手選手に囲まれながらも粘ってボールをキープした原口からパスを受けると、左サイドから中央へ一気にドリブル。眼前の人垣が途絶えたところで、右足を鋭く振りぬくと、GKライアンが伸ばす手をすり抜け、ネットを揺らした。

距離にして約20メートル。ボールの軌道も威力も申し分のないファインゴール。相手が攻勢を強めてきた時間帯に決めたオーストラリアの選手たちの心をくじく劇的なゴールは、自身の代表初ゴールでもあった。

「枠に入ればいいかなと思っていたけれど、そのまま入って良かったです。こういう大舞台で監督に使ってもらったので、自分が結果を残す思いで試合に臨んだ。その形がゴールとなって良かったです」

日本国中が注目するゲームで、井手口陽介という名を満天下に示す活躍。しかも、後世に語り継がれるようなゴールも記録して。

「(ゴールが)決まった瞬間は頭が真っ白でしたね。流れ的にも攻められている時間帯だったので、自分で決められるという気持ちで臨めたのが良かったですね」

急成長を見せるガンバ大阪所属の21歳。出場権獲得に貢献し、次はリオ五輪に続いて、世界の舞台を踏む。

「ワールドカップまで、まだまだ時間はあるので、もっともっと自分自身成長して、また選ばれるように、これからも満足せずに頑張っていきたいです」

日本の中盤に現れた新しいサムライ。来年6月のロシア大会に向けて、さらなる成長を期す。

(取材◎佐藤 景)

This article is a sponsored article by
''.