画像: アジアにルーツを持つイングランドの新星 2年後のワールドカップも視野に

アジアにルーツを持つイングランドの新星 2年後のワールドカップも視野に

フィリピン代表もシンガポール代表もすでに予選で敗退し、2019年にアジアで初開催となるラグビーワールドカップ日本大会には出場できないが、2年後、両国の人々はアジアにゆかりがある若者の勇姿に胸を躍らせるかもしれない。
大舞台を見据えるイングランド代表のエディー・ジョーンズ ヘッドコーチは、今夏のキャンプに、まだシニアレベルの公式戦を経験していなかった18歳のマーカス・スミスを招集した。
その若きSO(スタンドオフ)は、ブライトン・カレッジ出身。ラグビー日本代表が2015年のワールドカップでベースキャンプとしていた学校の生徒だった。英国メディアの『ザ・タイムズ』によれば、当時日本代表のヘッドコーチだったジョーンズは歴史的番狂わせを起こす南アフリカ代表戦の3日前、ブライトン・カレッジの一軍の試合をタッチライン近くに立って観ていたらしく、そのときからマーカス・スミスに光るものを感じていたのかもしれない。
マーカス・スミスはフィリピンのマニラで生まれた。ニュースサイトの『The Philippine Star』によれば、父は英国出身だが香港代表としてラグビーをプレーしたことがあり、仕事の関係でマニラに約10年間赴任していた頃はフィリピン代表を支援していたという。キャセイパシフィック航空の客室乗務員だった母はフィリピンのミンダナオ島にあるカガヤン・デ・オロ出身だ。
マーカスは7歳でラグビーを始める。当時住んでいたシンガポールのクラブチーム(Centaurs RFC)で楕円球を持って走った。2011年に父の母国に移住、スポーツ奨学金を受けてブライトン・カレッジの生徒になった。才能は育まれ、U16からU20までの各年代でイングランド代表に選出されてきた。
イングランドの名門ハーレクインズに入団したマーカス・スミスは9月2日、プレミアシップ2017-2018開幕節のロンドン・アイリッシュ戦で10番をつけ、18歳200日という若さでプロデビューを果たした。プレミアシップにおける先発SOとしての最年少出場記録は、レスター・タイガースのジョージ・フォード(現イングランド代表)が6年前に樹立した18歳171日であり、それに次ぐレコードとなった。
17日のワスプス戦では逆転勝利に貢献し、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。
ハーレクインズで10番を争う南アフリカ出身のデメトリ・カトラキリスが負傷離脱したため、18歳SOの出番は続くかもしれない。しかし、才能ある若者をプレッシャーでつぶしてはならないという声も多く、計画的な育成が求められている。
マーカス・スミス。20歳になる2019年、アジアにルーツを持つイングランドの新星は日本にやって来るだろうか。

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