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芯の強い怪物・清宮幸太郎

進路表明会見には清宮の芯の強さが表れていた
芯の強い「怪物」である。18歳にして、自らの意志を貫いた。
あの言葉に偽りはなかった。カナダ・サンダーベイで行われたU-18ワールドカップ。カナダとの3位決定戦後、進路について問われた早実・清宮幸太郎は言った。
「消去法とかは嫌なので、自分が何をやりたいのかとか、そういうのをしっかり見つけて、一番良い選択をできればと思います」
早実は早大の系属校で、2017年3月の卒業生387人中377人は早大へ推薦入学している。だが、清宮は「既定路線」でなく、高校3年間で自信を植え付け、プロで勝負する決心を固めた。
9月22日、50社130人が集結した「進路表明会見」。決断に至った経緯を聞きたいのは当然の流れである。そして、父・克幸さん(ラグビートップリーグ・ヤマハ発動機監督)など影響力を与えた人物、参考となった助言はあったのか? これらの質問に対して、清宮は具体的な返答を一切、しなかった。
和泉実監督にでさえも、途中経過を報告するのではなく、最終決定を伝えたという。清宮が1年生だったときの主将・加藤雅樹(早大2年)にも相談することはなく、「会見で知った」(加藤)という徹底ぶりだった。和泉監督は言う。「彼の性格からいって、自分から決めたことなのかな、と感じた」。
カナダから帰国したのは12日。清宮はその直後に決めたと明かした。侍ジャパンでは大会前から「プロ希望」を語っていた履正社高・安田尚憲、広陵高・中村奨成などと「進路」について話す機会はあったはず。報道陣からの「彼らの進路により、後押しがあったのか?」との質問にも「それは、関係ありません」と即答。周囲に流されたのではないことを強調した。
発言のとおり、消去法ではなく、自らの意志で選択した。難しい決断だったに違いないが、自分で決めた道だから、後悔しないことは確かである。18歳にしてこの覚悟、「怪物」と呼ばれるだけのことはある。清宮の心の強さを強く感じた「プロ志望」だった。
文=岡本朋祐 写真=大泉謙也

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