画像: ドラフト戦線を賑わす「技術“+α”の力」を持つ選手 早実・清宮幸太郎と広陵高・中村奨成

ドラフト戦線を賑わす「技術“+α”の力」を持つ選手 早実・清宮幸太郎と広陵高・中村奨成

ドラフト戦線を賑わす早実・清宮幸太郎(左)と広陵高・中村奨成
選手が持つ力は計り知れない。そう感じるのは、観衆を虜にする選手を間近で見たときだ。打席やマウンドに立つだけで大歓声が沸き、雰囲気を一変させる。その声援に応えるように好結果を出せば、たちまちチームに流れを引き寄せていく。観衆を沸かせ、相手をも飲み込むその力は、ときに一投一打の“結果”を超越する。
そんな技術“+α”の力を持つ選手が今年の高校球界に2人。今秋のドラフト戦線を賑わせている早実・清宮幸太郎と広陵高・中村奨成だ。
今春センバツ1回戦のこと。早実は明徳義塾高を相手に2点ビハインドで9回表を迎えていた。1点を返し、なお二死一塁も、二番・横山優斗が投ゴロで万事休す――と思われたが、投手・北本佑斗が捕球ミスで二死一、二塁に。三番の清宮に回すまいと「気になってしまい、焦ってしまった」(北本)。
球場は大歓声に包まれ、空気に呑まれた北本は制球を乱し、清宮に四球を与えて満塁とすると、続く四番・野村大樹にも四球を与えて同点に。結局、延長10回の末に、早実が勝利をつかみとった。
今夏の甲子園の“主役”は中村だった。打席に向かうたびにスタンドから拍手が自然発生。3回戦で対戦した聖光学院高の斎藤智也監督は「中村ワールドになっていた」と表現するなど、史上最多の1大会6本塁打をマークした“新ヒーロー”は、観衆を味方に。注目を集め、結果を出し、さらに注目を浴びる。その好循環は、チームにも勢いを与えていた。
とはいえ、プロでの活躍は未知数。ただ、それは今年のドラフト候補の全選手に共通していること。だからこそ、高い技術に加えて“+α”の力も持つ2人が高評価を得るのは不思議ではない。
「プロの投手には苦戦する」「木製バットには対応できないのでは」――。至る所から多くの声が挙がるが、それも注目を浴びるがゆえ。プロ入り時に大きな期待を寄せられながら、活躍できぬ選手もいたが、果たして彼らは。そんな思いを巡らせる彼らだからこそ、各球団は放ってはおかないのだろう。
文=鶴田成秀 写真=BBM

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