【ドラフト会議物語46】長野、角中、長谷川ら首位打者3人指名も長野は拒否し、社会人へ【06年大学・社会人】

今年は10月26日に行われるドラフト会議。毎年、金の卵たちが、どの球団へ進むか大きな注目を集める“一大イベント”で、さまざまなドラマも生まれる。今年で53年目を迎えるドラフト会議の歴史を週刊ベースボールONLINEでは振り返っていく。
育成ドラフトでは09年の新人王
日本ハムからの指名で表情を曇らす長野
2006年11月18日
第42回ドラフト会議
大学・社会人(新高輪プリンスホテル)
[希望枠・1巡目選手]
横浜 高崎健太郎(日産自動車)希
楽天 永井怜 (東洋大)
広島 宮崎充登 (ホンダ鈴鹿)希
オリックス 小松聖 (JR九州)希
巨人 金刃憲人 (立命大)希
ロッテ ――――
ヤクルト 高市俊 (青学大)希
ソフトバンク 大隣憲司 (近大)希
阪神 小嶋達也 (大阪ガス)希
西武 岸孝之 (東北学院大)希
中日 田中大輔 (東洋大)希
日本ハム 宮本賢 (早大)希
希望枠では、現在は楽天のユニフォームを着る西武・岸孝之が出世頭。08年に15勝を挙げ、09年の侍ジャパンにも選ばれた小松聖ら、すでに現役を終えた選手も多い。病気との闘いもあったソフトバンク・大隣憲司には復活を期待したい。1巡目は楽天のみで、2年連続2ケタ勝利もあった永井怜を獲得している。
2巡目はこの年もなし。ウエーバー順となった3巡目、いきなり会場がざわめく。横浜がロッテを熱望していた木村雄太(東京ガス)を強行指名。木村は拒否し、会社に残留したが、その後、栄養費問題で謹慎している。ほか楽天が抜群のキャプテンシーを発揮する捕手・嶋基宏(国学院大)、オリックスが巧打の遊撃手・大引啓次(法大)、中日が中継ぎのスペシャリストで13年のMVPとなった浅尾拓也(日本福祉大)ら、好選手の名前が並ぶ。
4巡目の最初は日本ハムだったが、ここで再び会場がどよめいた。日本ハムが巨人と相思相愛と言われた長野久義(日大)を強行指名。こちらも拒否し、社会人のホンダに進んだ。長野はその後、08年のドラフト会議でロッテから指名され、拒否。結果的に10年に巨人入りしたが、巨人がこの年にすんなり3巡目で指名していれば、また違った野球人生となったのだろう。ほかソフトバンクが中継ぎ左腕・森福允彦(シダックス)を獲得している。
5巡目では、楽天が俊足堅守の遊撃手・渡辺直人(三菱ふそう川崎)、ソフトバンクが2013年の首位打者・長谷川勇也(専大)を獲得。さらに下位最大のサプライズは、ロッテの7巡目、四国アイランドリーグの高知ファイティングドッグスの角中勝也だ。12年、16年と2度の首位打者となっているパ屈指のヒットメーカーに成長した。拒否組の長野も11年首位打者だから、3人の首位打者を指名したドラフトになる。
育成ドラフトからは、09年に新人王とゴールデングラブ賞を手にした巨人・松本哲也(専大)、12年に8勝を挙げたソフトバンク・山田大樹(つくば秀英高)の名前がある。
<次回に続く>
写真=BBM

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