画像: 広島の初めての日本シリーズゲーム【1975年10月25日】

広島の初めての日本シリーズゲーム【1975年10月25日】

9回途中まで投げた広島・外木場
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわって「その日に何があったのか」紹介していく。今回は10月25日だ。
連覇を飾った広島カープが初優勝を果たした1975年。いまのようにCSがあるわけではなく、それはそのまま日本シリーズへの切符となった。
その第1戦、つまり広島にとって、初の日本シリーズゲームが同年10月25日に行われた。相手は阪急。球場は敵地の西宮だったが、これがすさまじい試合となる。
広島先発はエースの外木場義郎、阪急先発は日本シリーズに圧倒的な強さを誇るアンダースローの足立光宏。広島は1回表、まずホプキンスのタイムリーで1点先制するも、「リーグ優勝で完全に燃え尽きていた」という外木場がその裏つかまり、マルカーノの2ランなどで3点を奪われ、逆転された。
しかし、ここで外木場が覚醒する。以後は9回途中で交代するまで1安打しか許さぬ力投を見せた。対して赤ヘル打線は5回、8回に1点ずつを取って3対3の同点に追いつく。
ここで阪急は切り札の新人右腕・山口高志を投入した。秋の夕方、しかも西宮球場は色濃い影がホーム付近を包み、投手の球が見えづらい。ここに史上最速のストレートを持つと言われた山口が投げる。これはシリーズ前に考えた上田利治監督の作戦の1つでもあった。
そのまま山口と広島二番手の金城基泰の投げ合いとなり、延長11回、3対3のまま4時間29分で時間切れ引き分け。これは当時のシリーズ史上最長記録でもある。
勝ち負け的には、振り出しに戻っただけだが、広島の打者たちに「山口はとんでもなく速い」と植え付けた上田監督のアドバンテージが、最終的には広島の4敗2分けの結果につながったと言えるだろう。広島初の日本一は2度目の優勝となる79年までお預けとなった。
写真=BBM

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