画像: なぜ日本で「All Blacks Coaching Clinic」を展開するのか。
ニュージーランドラグビー協会プロジェクトマネージャー、キャメロン・グッド氏、語る。

なぜ日本で「All Blacks Coaching Clinic」を展開するのか。 ニュージーランドラグビー協会プロジェクトマネージャー、キャメロン・グッド氏、語る。

2019年にワールドカップを控えている日本。世界の目がこちらを向いている。その中には、ラグビー王国も含まれる。楕円球界の絶対王者、オールブラックスとニュージーランドラグビー協会(以下、NZR)。彼らのアプローチが、日本に届いた。
この秋から始まったのが、同協会が日本でのラグビーの発展を支援する取り組み「All Blacks Coaching Clinic(オールブラックスコーチングクリニック)」だ。世界最強チームとグローバルパートナーの関係であるAIGジャパン・ホールディングス株式会社(以下、AIG ジャパン)がタッグを組み、この国のあちこちで同クリニックを展開していく予定だ。
ラグビーの普及、発展を目的とした様々な取り組みをこれまでもおこなってきたAIGジャパン。今回は、強さだけでなく、その分野でも世界トップクラスであるニュージーランドが、コーチングの知識やスキルを日本に広めていくサポートをする。
ニュージーランドラグビー協会のプロジェクトマネージャーを務めるキャメロン・グッド氏が言う。
「2019年にはワールドカップが開催されます。2015年のワールドカップで見せた日本代表の躍進を多くの人が覚えているでしょう。日本ラグビーの秘める可能性は大きなものです。2020年にはオリンピックも開かれ、東京でのセブンズに世界の目が集まります。オールブラックスは、ラグビーの啓発活動、認知度向上について、常にアプローチをしています。我々は、その活動を日本でも展開していこうと思っています。いま、日本代表を我々と同じニュージーランド人のジェイミー・ジョセフ(ヘッドコーチ)とトニー・ブラウン(アシスタントコーチ)が指導しており、チームはもっと成長していくでしょう。私たちの活動が、日本ラグビーのそういった勢いがワールドカップ後にも続くことにつながることを願っています」
「All Blacks Coaching Clinic」は、9月下旬から10月上旬にかけて、まず大分でおこなわれた。各会場に子どもたちの笑顔が溢れ、指導者たちが知見を得る機会があった。そのレビューを踏まえ、今後の展開がプランニングされていくことになる。
「All Blacks Coaching Clinic」は、3つの柱で構成されていると、グッド氏は言う。
「1つはRippa Rugby(リッパラグビー)です。これはNZで開発された、ぶつからないラグビーで、腰に付けた札を取る、取られないようにすることで、タックルやステップの感覚が身に付く。日本にはタグラグビーがあるので、それを通して指導します。
2つめ、3つめは、高校生と、彼らを教えるコーチに対してのものです。若い世代にハイパフォーマンスの指導をおこない、コーチたちに、その指導のためのヒントを与えることをしていきます」
大分に向かった担当コーチ、ピーター・ハロルド、デイヴ・ペリンのふたりを紹介するグッド氏の顔は自信に満ちていた。
「ピーターはニュージーランドのラグビー全体を底上げに長く尽力してきた人で、子どもたちへラグビーのおもしろさを伝える『Small Blacks TV』のプロデューサーも務めています。小学校の先生をしていたこともあり、とてもユーモアがあります。デイヴはコーチ育成のプロです。ニュージーランドではオールブラックスが持っているものをすべてのカテゴリーが共有するシステムになっています。デイヴは、その橋渡しをする立場で、いつもオールブラックスと向き合っています」
グッド氏自身もラグビーマンだ。ニュージーランドは北島、ウェリントンの北にあるレビンの生まれ。元オールブラックスで天才スタンドオフとして活躍したカーロス・スペンサーと同郷である。
「彼とは一緒にプレーしたことがありますが、卓越した才能を持っていました。私も、子どもの頃はニュージーランドの子どもたちなら誰もが思うように、オールブラックスになる夢を持っていました。高校、大学とラグビーを続けましたが、肩の怪我でプレーヤーとしての人生を終えました。しかし、ラグビー好きでしたから、子どものころから憧れていたオールブラックスに関われる仕事ができれば、と考え、大学時代に学んだことを生かしてニュージーランドラグビー協会で働いています」
オールブラックスの選手たちも、幼い頃、コーチにラグビーの楽しさを教わったことで仲間との時間が好きになり、うまくなった。そんな経験を持つ選手たちは、自身の経験もあれば、父親という立場で子どもたちと触れ合ってきた者もいるから、教える側になったときも自然と笑顔が出る。
「2019年には、オールブラックスの選手たちが、長い期間、日本に滞在します。ファンと触れ合う機会もあるでしょう。それを確かめてください」
コーチングクリニックを通して、日本のあちこちにラグビーとオールブラックスの魅力を伝えたい。そのためには、王国の基礎を支えている質の高いコーチングの普及あってこそ。そんな思いが、まもなく本格的に始まるこのプロジェクトの根底にあるものだ。
「ただ、大切なのは、その土地、その土地にもともとあるものを尊重し、それに会ったものを提供することだと考えています。そこで、全国に支店を持つAIGのサポートが生きると考えています。いただいた情報をもとに、最高のものを提供していけたら」
世界のラグビー界を席巻してきたパートナーシップが、日本ラグビーの基礎を厚くしていく。

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