ライバル好調も「いいと思うよ」。レメキ、代表復帰へ心境は。

ホンダのレメキ ロマノ ラヴァが、日本代表へ帰って来た。今年9月中旬から複数回あった候補合宿に参加し続け、今秋のツアーメンバーに名を連ねた。
「ジェイミーからチャンスをもらえて、すごく嬉しいです。いつも通り、アグレッシブなラグビーをする。絶対にトライを取りたいです」
流ちょうな日本語でこう話す身長177センチ、体重93キロの28歳。昨秋就任のジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチからは、こう期待される。
「昨季も怪我をする前は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。彼はチームで最もフィットしている1人で、チームで最も強いBKの1人。フィジカルの素晴らしさは卓越したものがある」
大柄ではなくとも攻守で臆せず身体をぶつけ、「(自分は)キーマンじゃない。チームマンだよ」と笑う。長らく7人制日本代表として活躍し、2016年のリオデジャネイロ五輪では同ニュージーランド代表などを破って4位入賞。15人制では昨年11月のツアーで代表デビューを果たした。
さらなるステップアップの矢先、試練に出くわす。現体制初勝利を挙げたジョージア代表戦で左膝前十字靱帯を断裂してしまう。以後、長きにわたるリハビリ生活を強いられた。
「ずっと、試合に出たかった。リハビリを頑張って6月の(日本代表の)試合も目指したけど、間に合わなくて...」
その間、レメキが務めるWTBの位置では山田章仁、福岡堅樹が改めて存在感を発揮する。パナソニック所属の2人は、国内最高峰のトップリーグでも好調を維持。レメキが代表で躍動するには、ポジションを奪うところから始めなくてはならない。
もっともレメキは、いまの状況すら歓迎しているようだった。10月15日から3日間あった都内での候補キャンプ中、こんな態度を明かしていた。
「(ライバルの躍動は)すごくいいと思うよ。代表はワンチームだから。皆、ライバルだけど、同じポジションにいい選手がいることでチームはどんどん強くなる」
チームは28日、JAPAN XVとして世界選抜戦(福岡のレベルファイブスタジアム)に挑む。その後は日本代表として11月4日のオーストラリア代表戦(神奈川の日産スタジアム)、19日のトンガ代表戦(フランスのスタッド・アーネスト・ワロン)、26日のフランス代表戦(フランスのUアリーナ)を見据える。タフなカードが重なるツアーにあって、タフさを歓迎するレメキの出番はきっと訪れる。
(文:向 風見也)

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