画像: 日野自動車ルーキー・古川浩太郎、経験者の知恵借り成長中。

日野自動車ルーキー・古川浩太郎、経験者の知恵借り成長中。

前サントリーの佐々木隆道、パナソニック出身の林泰基など、トップリーグの強豪クラブからの移籍組が集まる日野自動車にあって、新人ながらレギュラーポジションをつかむ社員選手がいる。
専修大出身の古川浩太郎が、下部のトップチャレンジリーグで開幕から5戦連続で先発出場中である。加盟する関東大学リーグ戦で1部にいたのは3年時のみという身長168センチ、体重74キロのSHは、経験者の知恵を借りながら実戦で成長を重ねる。
「強気な攻めを期待されていると思う。どんどん、試合でも挑戦していきたいです」
10月22日、台風21号が接近しつつあった東京・秩父宮ラグビー場。昨季2戦2敗の三菱重工相模原に22-16で勝った。自陣ゴール前で防戦一方となるなど苦戦も、ルーキーの背番号「9」は毅然としていた。
「僕はまだ1年目で去年のことも知らないし、僕からどんどんアグレッシブに指示なり、動かすなりをしようとしていました」
球さばきのテンポや鋭いサイドアタックを買われ、トップリーグ行きを目指す集団でレギュラーを務める。「自分の役割を果たしてチームに貢献する」と意気込む一方、キャリア豊富な先輩方から多くの助言を受けている。
「僕が経験したことのないステージを経験している人たちに、僕からも遠慮しないでどんどん(コミュニケーションを図りに)行って学んでいきたいです」
特に参考にしているのは、自身より後方のCTBでプレーする林のフィードバック。練習中、試合後のロッカールームなどで球さばきや試合運びについて意見を交わし、その一つひとつを血肉とする。
「まだまだ試合をコントロールできていないところがあるなか、組み立て方やFWのコントロールについて『あそこはこうした方がいい』というアドバイスをもらえます。自分にはテンポを出したいあまりポンポン球をさばいてしまうところがあるんですが、全部同じテンポではなく緩急をつけようとよく言われています」
この日の三菱重工相模原は、防御時にいくつかオフサイドの反則を取られた。日野自動車の接点からの球出しの前に、一部選手が境界線を越えたと判定されたためだ。
実はその背景で、古川が工夫を凝らしていた。学びを活かしたか。
「(防御の飛び出す)タイミングを球出しに合わされないように、自分なりにタイミングをずらすことを意識しました。ボールに手は置いたけど、パスは出さない、とか。そこでプレッシャーをかけようとしてきた三菱重工相模原からオフサイドを2本ほど取れました。意図したプレーです」
今季新設のトップチャレンジリーグにあって、チームはすでに自動昇格争いのできる4強以上を確定させた。あとは九州電力、ホンダという他の上位陣との直接対決を制し、勢いに乗って順位決定トーナメントに挑むことだ。
成功をつかめるか。古川は言った。
「トップリーグ昇格に向け、チーム一丸となってやっていきたいです」
(文:向 風見也)

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