画像: タックルで前に出る。故郷・福岡で7番を背負う布巻峻介の静かな闘志。

タックルで前に出る。故郷・福岡で7番を背負う布巻峻介の静かな闘志。

「パナソニックでのキャプテンは、すごく自分のためにもなっています」
故郷で国を背負って戦う。
アスリートにとっては、特別な喜びのひとつだろう。
日本代表の布巻峻介が10月28日におこなわれる世界選抜戦にFLで先発する。福岡出身。試合会場のレベルファイブスタジアムは、若き頃に何度も駆けた場所だ。
4歳のとき、かしいヤングラガーズでラグビーを始めた。さわやかスポーツ広場(コカ・コーラのホーム地)で、たくさんのことを学んだ。
東福岡高校で大きく羽ばたいた。花園予選の決勝は、いつも今回と同じスタジアムでおこなわれていた。
想い出を語る。
「父がスタッフをしていたので、コカ・コーラの試合中も、ベンチの横にいたりしました。いま考えると、なんて場所に...と」
今回の福岡合宿の期間中には、さわやかスポーツ広場で練習をおこなうこともある。レベルファイブスタジアムでファンに勝利を届けられたら最高だ。
故郷でお世話になった人たちに晴れ姿を見せられるのは嬉しい。しかし、「福岡だから」という気持ちより、「ひとりのプレーヤーとして、試合に出たい。そういう思いの方が上回っている」とメンバー発表前日に言っていた。
「選ばれて試合に出られたら嬉しい。それが福岡だったらなおさら、という感じですかね」
今回のジャパン選出前も自然体だった。
「チーム(パナソニック)が神戸製鋼やサントリーと当たる。大事な試合が続いていたので、(ジャパン選出について)考える余裕はなかったんですよ。(代表メンバーに)入ったと聞いてから、もう一回チャレンジできるな、と思いました」
6月のウインドウマンスは怪我でチャンスを逃している。「あらためて、自分の力を試したい」と話した。
今回の合宿から新任のジョン・プラムツリー コーチがチームに加わり、世界選抜戦前は個々のタックルについても細かく指導がおこなわれた。同コーチの細やかな理論に触れて思った。
「足の運びの部分など、こだわるところが自分に似ているな、と感じたところがあったんです」
踏み込み足の大切さ。その前足でドライブする力を生み出す。そして、踏み込み足が相手に近すぎると効果的にパワーを生み出せないから、調整を。自分の哲学と似ていたからしっくりきた。
「まず、15人のうちのひとりとしてやるべき責任を果たす。その上で、自分のプラスαをチームに付け加える」
チームマンのスピリットが染みついている。
今回の合宿が始まってまだ数日だが、ひとつの目標に向かってメンバーが同じ時間を過ごすことで、勝つためにしなければならないことが見えてきたと話す。選手、スタッフそれぞれに、役目と責任がある。それが明確になればなるほど、チームは大きな力を発揮するもの。「自分としては、やはりタックルで前に出ること。そこができれば、何でもうまくやっていける気がしています」と話す表情にも気負いはなかった。
背番号7を背負って立つ故郷のピッチ。
持ち前の、相手の芯を砕くタックルは、何度炸裂するだろう。

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