画像: 勝利への鍵はアグレッシブな高速ディフェンス 日本代表が世界選抜に挑む

勝利への鍵はアグレッシブな高速ディフェンス 日本代表が世界選抜に挑む

「世界選抜戦でミスは生じるでしょう。しかし、時間をかけてしっかり練習していけば、自信が出てきて我々の武器になる」
日本代表のジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチは、試合前日の会見でそう言った。2年後のワールドカップでベスト8以上を目指すジャパンはいま、新しいディフェンスシステムを導入して強化している最中だ。かつてシャークスで指揮を執り南アフリカの年間最優秀コーチ賞を2回受賞し、アイルランド代表のFWコーチも務め、ハリケーンズ(ニュージーランド)の2016年スーパーラグビー制覇に貢献したジョン・プラムツリーが日本代表のコーチングスタッフに加わり、今月22日に始まった福岡・宗像合宿から合流してディフェンスを鍛えている。
日本代表は昨秋、アルゼンチン、ジョージア、ウェールズ、フィジー相手に計147失点(1試合約37失点)。今年6月には主力を欠いたアイルランドとテストマッチ2試合をおこない、第1戦では50点を奪われていた。
プラムツリー新コーチは6月のアイルランド戦を見て、「明らかだったのはフィットネスが足りなくて、アイルランドの攻撃に対応できていなかった」と分析する。いま、ジャパンに導入しようとしているディフェンスはかなりアグレッシブなスタイル。「全部の秘訣を教えるわけにはいきませんが、相手にプレッシャーをかけるということが第一で、丹念な練習が必要です。狙いは間合いを詰めるということ。間合いを詰められたら、サイズが小さい日本人選手でもしっかりタックルできる。相手に走ってこられてタックルするよりも、自分から走って向かっていってタックルする方がいい。それが物理です。いまジャパンでやろうとしていることは、過去におこなわれたこととは違う形です。一晩でできるようなことではない。時間はかかります」と語る。
ジョセフ ヘッドコーチいわく、経験値が高いプラムツリーは戦術の落とし込み方が非常に長けていて、選手たちは早い習得をしているという。しかし、まだ発展途上なのは事実。個人個人がタックルの精度を上げていくことも重要で、選手たちが責任をもって取り組むことによってディフェンスのシステムはより良くなると話した。
28日の世界選抜戦で9番をつけるベテランのSH田中史朗は、「チームとして全員が統一できていないというのは練習中でもあった。でも、統一できた時にはすごくいいディフェンスができているので、それが世界選抜戦で何回出せるかというのが勝負のキーになるんじゃないかなと思います。チームとしてディフェンスをしていくということなので、周りとコミュニケーションをしっかりとって、ゴールラインを割られないように声かけをしていければなと思います」と語った。
怪我から復活して1年ぶりに日本代表に戻ってきたWTBレメキ ロマノ ラヴァは、復帰戦だからハットトリックしたいと意気込む一方で、「世界選抜戦でフォーカスするのはディフェンス」と話す。「相手には、スーパーラグビーでトライ王を争ったヴィンス・アソなどいいアタッカーがいる。(日本代表が取り組んでいるのは)アグレッシブなディフェンスで、ボールを持っていないときも前へ前へ出るハードワークはウイングとしてはちょっときつくなるけど、スペースをシャットダウンできるようにしたい」。
福岡・レベルファイブスタジアムで世界選抜に挑む日本代表。ディフェンスの成長を示せるか。
プラムツリー。見た目は怖いがユーモアもある。「(ディフェンスコーチを探していた)ジェイミーは他にたくさんの人に声をかけたんだが、誰もYESといわなかったから、ラストチョイスで私に声をかけたんだよ(笑)」

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