画像: 前日会見に臨んだセレッソ大阪の尹晶煥監督(左)と川崎フロンターレの鬼木達監督

前日会見に臨んだセレッソ大阪の尹晶煥監督(左)と川崎フロンターレの鬼木達監督

11月3日、埼玉スタジアムでルヴァンカップ決勝「C大阪×川崎F」の前日練習と記者会見が開かれ、会見には両指揮官が登壇。初優勝がかかる大一番を前に心境を語った。

今季よりセレッソ大阪を指揮し、クラブ史上初めて決勝進出を果たした尹晶煥監督は、決勝までの道のりの中で、チームが大きく成長したことを強調した。会見の冒頭、現在の心境を問われると次のように語っている。

「セレッソ大阪が初めてルヴァンカップの決勝に進出したことをうれしく思います。この大会では序盤からリーグ戦にあまり絡めていなかった選手たちが中心となって戦い、そして決勝に導いてくれた。リーグ戦に出ている選手たちも一緒になって(この偉業を)作ってきましたが、とても偉大なことをやってくれました。(当初は)決勝に進めるとまでは思っていませんでしたが、準決勝でガンバ大阪との大阪ダービーに勝って、以降は、この試合に向けて準備してきました。その間、リーグ戦も天皇杯でも結果を出すことができ、良い雰囲気でここまで来ることができました。明日、決勝でも選手たちがやるべきことを全うし、良い結果を持ってくると信じています。最善を尽くして、良い結果を持って来られるように頑張りたい」

指揮官の言う通り、決勝までの12試合では木本恭生や福満隆貴らリーグ戦で出場機会の限られていた選手たちが、その活躍で脚光を浴びた。まさに総合力による決勝進出と言える。

「(決勝では)今までやってきた通り、冷静に、忍耐を持って、落ち着いて平常心で試合に臨むことが大切。もちろん、大勢の方々がスタジアムに足を運んでくださるということで、緊張するでしょうし、(選手が)何かを見せようとする気持ちも起こると思いますが、一人ひとりが冷静にプレーする必要があります。チームとしてやろうとすることを出すことが大切でしょう。このカップを取るために何をすればいいか、選手たちは知っています。お互いを信じて試合に臨むと思いますし、僕ももちろん選手たちを信じてピッチに送り出します。この試合のために、準備してきたことをグラウンドですべて出し切ることができれば、きっと、良い結果が付いてきます」

一方、セレッソ大阪と同じく、クラブ史上初めてのタイトル獲得に臨む川崎フロンターレの鬼木達監督は、戴冠に対する強い思いを口にした。鬼木監督もまた尹監督同様に、今季就任した指揮官だ。

「今年のキャンプをスタートしたとき、(選手たちに)タイトルを取ろうと言いました。そういう意味で明日、タイトルの懸かったゲームを戦えて本当に幸せに思います。選手全員の力でここまで上がってきたので、ここでしっかりとわれわれがタイトルを取って、フロンターレの歴史を変えていきたいと思っています」

指揮官にとってルヴァンカップ(当時はナビスコカップ)は現役時代に川崎Fの一員として決勝で涙をのみ、悔しさを経験したカップ戦でもある。

「現役時代に(決勝を)戦ったことがありますが、(川崎Fは)当時はリーグ戦であまり良い成績を残せていなかったし、良い思い出がありません。自分の古巣である鹿島との対戦では(2000年)、相手との力の差もあったし残念な試合でした(●0-2鹿島)。 ただ、今こうして監督になって、セレッソと決勝を迎えられることを本当にうれしく思います。明日の戦いでフロンターレがタイトルを取れば、そしてそれがルヴァンカップであることをうれしく思います。これまで選手たちは優勝に値するトレーニングを日々、重ねてきました。自信を持って、自分も選手も決勝に臨み、良い結果を残したいと思います」

どちらが勝っても初優勝。そしてクラブ史上初めてのタイトル。新たな歴史をつくるのは、セレッソかフロンターレか――。

(取材◎佐藤 景)

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