12月10日、第94回東京箱根間往復大学駅伝のエントリー選手が発表された。東洋大では翌11日、東京・白山キャンパスで壮行会が開催された。

画像: 東洋大白山キャンパス井上円了ホールでの壮行会

東洋大白山キャンパス井上円了ホールでの壮行会

 東洋大のエントリー選手は4年生が1人、3年生3人、2年生6人、1年生6人。半数以上が下級生という若い構成になった。

 「聞いたことがないような選手が多いかもしれませんが、この中から必ずヒーローが出ると思っています。出雲、全日本と若手主体で臨みましたが、必ず先頭には出よう、と。出雲では一瞬でしたが、全日本では1区から6区の序盤まで先頭で、(4区終了時には)2位以下に1分差をつけるまでレースを進めることができました。すべては箱根駅伝での実戦経験を踏んだうえで、再び黄金期をつくるための再構築をするという狙いで臨んだ大会でした」(酒井俊幸監督)

画像: エントリーメンバー。 前列左から1年大澤駿、3年・中村拳悟、山本修二、小笹椋、4年・小早川健、1年・西山和弥、浅井崚雅 後列左から1年・野口英希、2年・定方駿、今西駿介、相澤晃、渡邉奏太、中村駆、1年・田中龍誠 (2年・土壁と1年・吉川は授業の関係で不在)

エントリーメンバー。
前列左から1年大澤駿、3年・中村拳悟、山本修二、小笹椋、4年・小早川健、1年・西山和弥、浅井崚雅
後列左から1年・野口英希、2年・定方駿、今西駿介、相澤晃、渡邉奏太、中村駆、1年・田中龍誠
(2年・土壁と1年・吉川は授業の関係で不在)

「今回のエントリーメンバー構成は1・2年生12名、3年生3人、4年生1人と、これまでのエントリーとはだいぶ中身が違いますが、これまでの屋台骨となり巣立っていった卒業生と同等なトレーニングができる選手たちです。箱根でも必ず活躍します。

 昨年の経験者がエントリーできなかったことに関して、監督として反省しています。特に区間賞を取った長距離主将の野村(峻哉、4年)は選考練習で体調が戻らなかった。堀(龍彦、4年)も練習のスタートラインに立てない、故障が長引いていく現状がありました。その分を補う形で、下級生がトレーニングをしっかりできています。練習は裏切らないと私は思います。

 ここ9年、箱根駅伝は3位以内。今年は10年の節目の年です。最低でも3位以内、そして王座奪還を狙った東洋らしい攻めの駅伝を目指していきたいと思っています」(酒井監督)

画像: 壮行会に集まった学生をバックに記念撮影。選手の手には川越キャンパスなど、各キャンパスからの寄せ書きが

壮行会に集まった学生をバックに記念撮影。選手の手には川越キャンパスなど、各キャンパスからの寄せ書きが

「出雲・全日本では結果としては5位と振るわなかったのですが東洋らしい走りができたと思います。箱根では優勝争いに絡みながら、最低でも3位以内を目指していきたい」と小笹・駅伝主将。

 3年・山本は前回2区を走り、エースの期待が懸かる。「出雲、全日本ともに、一時は先頭を走る走りはできていたと思います。チーム全員で攻めの走りをして総合優勝を目指していく。個人としては2大会とも区間2位だったので、区間賞を狙える走りをしたい。

 昨年は2区で2分差をつけられてしまっています。今年は(神大)鈴木(健吾)さんが区間賞の有力となっていると思いますが、自分も負けないように食らいついて、どの順位でタスキを受けても、しっかり自分の攻めの走りをして区間賞を狙いたい。最低でも67分台を出してチームに勢いをつけられる走りをしたいと思います」(山本)

画像: 前列中央が山本、同右が小笹

前列中央が山本、同右が小笹

「東洋大に求められるのは優勝だと思います。混戦の模様になってきましたが、選手層の厚い青山さんや東海大さん、勢いやエース力のある神奈川さん等がその中でも力は上。ただミスがあったりコンディショニングが伴わなければ、どの大学にもチャンスもあり、下がる可能性もある。最後まであきらめずに上を狙っていきたい。『その1秒をけずりだせ』は最後まであきらめない走りですので、今回も最後まであきらめずに調整をして王座奪還を狙っていきたいと思います。
 柱になる選手や屋台骨になりそうな選手が芽を出してきたので、こうした選手がこれまでのエース格となったような選手と同じようになるきざしが見られれば、王座奪還も見えてきますし、何より次大会以降を考えていくと、それでも王座奪還を狙っていくという気持ちが大事だと思います。そのとき優勝を絶対取るんだという戦力にならなければいけない。そのためにも攻めの駅伝をしていきたいと思います」(酒井監督)

 下級生の多い布陣になったことに関してあらためて問われた酒井監督は「私としてはこれまでの実績よりは現状でしっかり走れている子を見て。箱根の距離は練習しないとごまかしが効きません。部内の選考を突破してきた子たちが今回のエントリーメンバーです。非情であってもこうした決断が次の選手をつくってきており、今回もそういう思いで、同じ力なら下級生を使うと、下級生をエントリーしました」とキッパリ。

「再び黄金期をつくる」強い決意で、鉄紺の王座奪還に挑む。

This article is a sponsored article by
''.