箱根駅伝のチームエントリーから大学別に展望する7校目は、前回4位の順天堂大。今大会出場選手中、唯一のオリンピアンを擁する伝統校は、どのように戦うのか。

前回経験者6人がエントリー

順天堂大エントリー選手一覧
栃木  渡4 28:19.89 1:03:00
中村 陵介4 29:59.89 1:02:21★
花澤 賢人4 28:49.96 1:00:50★
江口 智耶3 29:43.28 1:01:47★
金原 弘直3 29:31.58 1:04:13
塩尻 和也3 27:47.87 1:02:46
山田  攻3 29:56.69 1:02:42★
吉岡 幸輝3 29:41.52 1:05:25
鈴木 雄人2 29:58.09 1:06:11
難波 皓平2 29:22.55 1:05:55
野田 一輝2 29:00.06 1:05:53
橋本 龍一2 29:16.71 1:04:12
藤曲 寛人2 30:06.47 1:02:12★
内山 将志1 30:22.16 1:02:43★
清水 颯大1 29:20.79 1:02:29★
根井 勇哉1 30:19.82 ――
    平均 29:28.58 1:04:42
(タイムは箱根駅伝チームエントリーの際に記載された10000m、ハーフマラソンの自己ベスト、★印が付いているものは20㎞のもの。平均は★の記録を除く)
 今季は出雲駅伝で4位という成績を収めたものの、全日本大学駅伝では12位と両極端な結果となっている順天堂大。これまで箱根駅伝では11回の総合優勝を誇り、復路で巻き返すことも多く“復路の順大”とも呼ばれている。ただ、前回に続き、今回も復路ではなく、往路から攻めるレースとなりそうだ。
昨年のリオデジャネイロ五輪の3000m障害代表で、今季は台北ユニバーシアード10000mで銅メダルを獲得した塩尻和也と、台北ユニバーシアードのハーフマラソン代表の栃木渡がダブルエースとしてチームをけん引する。
 また、前回大会を下級生で経験した山田攻、難波皓平、野田一輝、橋本龍一もしっかりメンバー入りしている。1年生では10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝の両方を走った清水颯大もメンバーに。1年生で三大駅伝全出走となるか。

画像: トラック、ロードともに力を発揮する塩尻。11月にはトラックの10000mで日本人学生歴代4位の27分47秒87をマークしている(写真/毛受亮介)

トラック、ロードともに力を発揮する塩尻。11月にはトラックの10000mで日本人学生歴代4位の27分47秒87をマークしている(写真/毛受亮介)

画像: もう一人のエースである栃木。主将としてもチームを引っ張る(写真/毛受亮介)

もう一人のエースである栃木。主将としてもチームを引っ張る(写真/毛受亮介)

エースを生かせるか

 前回大会の2~7区の選手がそのまま残るだけに、その区間配置がベースとなることが予想される。
 2区はよほどのことがない限り、塩尻で間違いないだろう。前回、前々回も走っており、共に区間5位。ただ、1区が前回は15位、前々回は12位と、前を追わなくてはいけない位置で襷を受けており、自分のペースでは走れていないなかでの結果だ。良い位置で走り出すことができれば、区間賞を狙えるだけの力は持っている。
 つまり、1区でいい位置につけられるかが最大の課題となる。今季の駅伝も1区で出遅れており、出雲では区間15位、全日本では区間23位だった。流れに乗るために、もう一人のエースである栃木を1区に起用することも考えられるが、前回、前々回と4区を担当(前回大会で距離変更はあり)し、前回は区間賞を獲得しているだけに、4区での起用の可能性が高い。
 長門俊介監督は「『あのとき失敗しているから、箱根では失敗しない選手選びを』という選び方はしたくないし、1区だけでプラスを出そうという考え方も違う」と話している。今季、1区でテストした清水あたりが候補として挙がりそうだ。
 また、山上り5区は前回区間5位の山田、山下り6区には前回区間10位の橋本がおり、3区にも野田が残っている。1区でうまく滑り出すことができれば、ダブルエースと経験者たちが流れに乗り、首位戦線を大きくかき乱すだろう。

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