箱根駅伝のチームエントリーから大学別に展望する14校目は、前回20位の国士舘大。チーム全体の底上げを図り、予選会は7位で通過。9年ぶりの2年連続出場を決めた。エースの住吉を軸にシード権争いにどこまで絡めるか。

最下位からの逆襲を誓い

国士舘大エントリー選手一覧
氏名(学年) 10000m  ハーフ
近藤  航4 29:42.17  1:03:24★
辻田 拓真4 29:35.69 1:00:49★
三田 眞司4 29:07.97 1:01:43★
守屋 太貴4 29:48.88 1:01:59★
八巻 雄飛4 29:15.06 1:00:22★
工藤 海良3 29:54.14 1:02:34★
住吉 秀昭3 28:57.02 1:02:53
高田 直也3 29:25.36 1:00:37★
多喜端夕貴3 29:26.89 1:00:28★
戸澤  奨3 29:39.35 1:00:42★
藤江 千紘3 29:35.46 1:00:58★
石川 智康2 29:50.89 1:03:22★
大西  彰2 30:04.31 1:02:59★
杉本 恭吾2 29:59.53 1:04:40★
鼡田 章宏2 29:35.99 1:00:59★
福田 有馬2 30:06.41 1:00:43★
    平均 29:37.82  1:02:53
(タイムは箱根駅伝チームエントリーの際に記載された10000m、ハーフマラソンの自己ベスト、★印が付いているものは5000m、20㎞のもの。平均は★の記録を除く)

 前回は1区で出遅れ、その後も区間下位を脱することなく総合20位に終わった。その経験者7名が残ったチームに変化が見られたのが、6月の全日本大学駅伝関東予選後のことだ。13位で本戦出場を逃すと、八巻雄飛主将の檄のもと、選手たちの意識が変わった。「これまでは箱根に出られたらいいという気持ちでしたが、シード権争いに絡むという意識に変わりました」(添田正美監督)。
 例年以上の距離を積んだという夏合宿の成果は、同校史上最高位となる7位で通過した箱根予選会に現れている。3年生エースの住吉秀昭が59分43秒で個人11位につけたのを筆頭に、チーム内8位の鼡田章宏までが1時間以内で走った。15km時点では総合3位につけたことからも、チーム全体が着実に力を付けてきたことを物語る。

適材適所の配置がポイント

 本戦でポイントとなるのが、1区の人選か。添田監督もこの区間を重視しており、前回2区を走った住吉の起用が有力視されている。全日本大学駅伝では全日本大学選抜の一員として4区8位と好走しており、チームの勢いをつける役割を担いそうだ。
 住吉が1区を担うならば、2区は八巻か。ここまででどこまで上位にくらいつくことができるか。山区間は前回5区の藤江千紘、同6区の福田有馬が残るが、添田監督は新たな選手の起用も示唆しており、この2人は平地区間への移行も考えられる。
 3年生の高田直也、2年生の鼡田など三大駅伝未経験者が台頭し、4年生の辻田拓真も調子を上げている。ただ、全体の底上げを図れたとはいえ、住吉以外は横並びの感もある。大会直前まで選手たちの調子を見極め、適材適所に配置できるか。ボトムから脱却し、シード権争いに絡むためには、2年目を迎えた添田監督の手腕が問われることになる。
(文責/陸上競技マガジン編集部)

画像: 1区起用が有力視されるエースの住吉。快走でチームに流れを呼び込みたい(写真/小山真司)

1区起用が有力視されるエースの住吉。快走でチームに流れを呼び込みたい(写真/小山真司)

画像: キャプテンの八巻を中心に「箱根で戦える」チームを目指してきた(写真/川口洋邦)

キャプテンの八巻を中心に「箱根で戦える」チームを目指してきた(写真/川口洋邦)

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