箱根駅伝のチームエントリーから大学別に展望する18校目は、予選会を9位で通過した上武大。今回で節目の10年連続10回目の出場を決めたが、ここまで1度もシード権を獲得したことはない。悲願の初シード権獲得となるか。

坂本がエースに成長

上武大エントリー選手一覧
井上 弘也4 29:30.05 1:00:53★
坂本 佳太4 28:43.91  59:41★
佐藤 駿也4 30:14.08 1:01:06★
塩川 香弥4 30:09.76 1:07:25
石井  僚3 30:15.55 1:01:49★
太田黒 卓3 29:24.46  59:58★
大森  樹3 29:37.54 1:00:54★
久保田直生3 30:39.66 1:05:20
熊倉 優介3 29:45.35 1:01:01★
関  佑斗3 29:58.85 1:00:57★
関  稜汰3 29:37.09 1:01:41★
松下恭一郎3 30:08.15 1:01:16★
鴨川 源太2 30:33.86 1:08:32
川原  巧2 29:55.20 1:06:25
佐々木 守2 30:06.02 1:01:34★
橋立  旋2 30:23.94 1:00:51★
    平均 29:56.47 1:06:56
(タイムは箱根駅伝チームエントリーの際に記載された10000m、ハーフマラソンの自己ベスト、★印が付いているものは5000m、20㎞のもの。平均は★の記録を除く)
 前回大会では山上り5区で森田清貴(現・NTT西日本)の区間2位の好走で、往路を8位で終えたものの、復路で粘り切ることができずに15位と、悲願のシード権獲得はならなかった。
 前回大会の主力だった4年生が抜けた今季、6月の全日本大学駅伝予選会では20校中19位に沈み不安を残した。
 しかし、10月の箱根駅伝予選会では9位通過ながら坂本佳太が積極的に日本人先頭集団を引っ張り個人10位(日本人4着)とエースらしい走りを見せた。
 また、高校時代は800mの選手ながら前回大会は3区区間10位で走った太田黒卓が、予選会20kmで59分台を記録。坂本とともにエースとしてチームをけん引する存在となった。

画像: エースへと成長した坂本は予選会で全体10位に入った(写真/小山真司)

エースへと成長した坂本は予選会で全体10位に入った(写真/小山真司)

画像: チーム2番手の太田黒も予選会20kmで59分台をマーク(写真/小山真司)

チーム2番手の太田黒も予選会20kmで59分台をマーク(写真/小山真司)

往路で10位以内に入れるか

 シード権獲得のためには、まず1、2区で出遅れないことがカギとなる。そのためにも1区・坂本、2区・太田黒と両エースを投入することになるだろう。坂本は前回大会、1区で先頭から25秒差の区間10位とスターターの役割を果たした。今季はその経験を生かしてさらに上位でタスキを渡したい。
 太田黒は夏から故障もなく、順調に練習を積んできた。前回は3区だったが今回は2区を希望しており、エースとしての自覚も芽生えつつある。
 そして最大の課題が、山上りだろう。前回の森田の穴を埋めることは容易ではない。しかし、近藤重勝監督は学生時代に神奈川大で4年連続5区を走り、区間賞2回、区間2位2回と結果を残した選手だった。その経験があるだけに、思いもよらない選手を送り込んでくるかもしれない。候補として上がりそうなのが前回1年生ながら走った橋立旋か。予選会チーム3番手と平地でも出番はあるだろうが、「上りは得意だし好きなので、5区を走ってみたい」と話している。残る往路の3、4区には予選会チーム4、5番手の大森樹と関佑斗あたりが入りそう。復路はしのぐ展開が予想されるだけに、往路でシード圏内に位置することが、シードへの絶対条件とも言えよう。1500m関東インカレ2部を2回制している井上弘也に起用の目途が立てば、大きな戦力となるだろう。

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