文&写真/本間 暁

 31日、東京・大田区総合体育館でIBF世界ミニマム級チャンピオン京口紘人(ワタナベ)に挑戦する3位カルロス・ブイトラゴ(ニカラグア)の公開練習が28日、行われた。

 あのローマン・ゴンサレス同様、“レジェンド”アレクシス・アルゲリョに教えを受けたブイトラゴには、“Chocorroncito”(チョコロンシート)というニックネームがある。
 字面も響きもロマゴンの“チョコラティート”に似ており、この変化形かと思いきや、これがまったく別。

「親戚のおじさんのニックネームが“チョコロン”。これは昆虫の名前で、それを小さくしたのが“チョコロンシート”」とのこと。

 ちなみに、“Chocorron”を調べてみると、どうやら黄金虫(コガネムシ)のよう。
コガネムシをさらに小さくした感じって、どんなんだろう。

 当初はロープスキッピングとシャドーボクシングのみで「フィニッシュ」なんて言っていたが、
ここまで一切、汗は流れない。顔にも汗粒すら浮かんでいなかった。

「来日する前にリミットにしてきたから、いまは調整だけ」と、キューバ人トレーナーのオスミリ・“モロ”・フェルナンデス・トレーナー。彼は過去にキューバのジュニアなどのナショナルチーム・コーチを務めていたこともあるそう。

 しかし、やはり物足りなかったのか、おもむろにグローブを着けて、サンドバッグを叩き出した。

?と、そのグローブが気になる。見たことのないものだったから。
 同行してきたブイトラゴのお父さんに訊ねると、
「ニカラグア製で、○×△□だ」って教えてくれたが、スペイン語のおそろしい速さで言われるのでまったくわからない。
 なので、同様に来日している本誌・中南米担当の信藤大輔さんに訊いてもらった。

 ニカラグア製で、『AA』(ダブルA)というメーカーのものだという。

「いや、私も初めて知りました」と信藤さん。

画像3: 【Today's Shots】12・28
~カルロス・ブイトラゴのグローブ~

 世界には知らないことがまだまだたくさんある。ボクシンググローブひとつとってみてもそうだ。

 それにしても、ラベルは剥がれかけ、ナックルパートもかなり傷んできているグローブを、日本にまで持ってきて使うというのは、よほどのことだろう。

 カルロス・ブイトラゴという男の性質が表われていると思う。

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