先輩の代を越えていきたい

後方から入る一本の縦パスが、攻撃のスイッチを入れる。清水ユースでその役割を担ったのが、「縦パスは自分の売りの一つ」と話す左サイドバックの伊藤だ。

「滝(裕太)や(平墳)迅にボールを預ければ、うまく取られないで攻撃してくれる」と、鋭いパスを通し、自らも縦パスを入れた直後から、果敢に攻撃に加わる。 「あの2人は、自分が走ったスペースにもパスを出してくれる。彼らのおかげで自分が生かされている」と、前線のタレントへの信頼は厚い。

愛知県で生まれ育った伊藤は、高校入学時に清水ユースの門を叩いた。越境してエスパルスの一員となった理由を、「練習参加したときにチームのやりたいことを感じ取り、自分のプレースタイルを生かせると思った」と、明かす。そして、最高学年では清水ユースのキーマンの一人となった。チームを引っ張る自覚を胸に、「もっと左足のキックの質を高めていきたい」と力を込める。


2018年シーズンは、滝、平墳とともに、トップチームへ昇格する。ストライカー、ゲームメーカー、サイドバックのトリオといえば、かつて「清水東の三羽ガラス」とも呼ばれた長谷川健太、大榎克己、堀池巧の3人も想起されるが、2015年にトップチームへ上がったユース出身の3人の先輩が、まずは目標だという。

「北川航也くんや水谷拓磨くん、宮本航汰くん(現岐阜)の代を越えられるように、自信を持って頑張りたい」

トップチームでは、ユースチームの先輩たちとのし烈なポジション争いが待っているが、ここまで積み上げてきた経験と自信を胸に、プロの世界へ挑む。

伊藤研太[DF/清水エスパルスユース/3年]
いとう・けんた/1999年5月12日生まれ、愛知県出身。中学生までは、名古屋グランパスU12、名古屋グランパス三好FCと、名古屋の下部組織で成長した。高校から清水ユースに加入。176cm、62kg

This article is a sponsored article by
''.