2017年1月限りで休刊した「スポーツカード・マガジン」で、新年の人気企画として定着していたディーラーズ座談会が、BBMのホームページに公開の場所を変えて、再び開催されることになりました。長らく司会を務めていただいた廣重嘉之JSCA会長は、休刊とともにこの座談会からも“勇退”するということで、今回からミント横浜店の五十嵐直樹店長が初参加。おなじみの佐伯篤氏、田村亮一氏と熱いトークバトルを繰り広げました。

果たして、2017年のスポーツカード大賞に輝くのは、どのカードなのか?

紙幅の制約がないウェブ上ということで、ほぼノーカット版で連載形式にしてお届けするので、お楽しみください!

第2回は注目の直筆サインカード部門も登場!

☆参加ディーラー(敬称略)☆
 
佐伯 篤(SAトレーディング)
五十嵐直樹(ミント横浜店)
田村亮一(ミント神田店)

画像: 新春恒例の座談会がBBM WEBでまさかの復活!
2017年のスポーツカード界をぶった切ります! その2

☆ベストアイテム☆
[セット部門]
 
メンバーはその年によって変わりますが、
毎年楽しみにしているカードファンはいますよ(五十嵐)

佐伯 続いて、ベストアイテムのセット部門です。2017年は不発だったように思いますが。

五十嵐 私はエポック社から出たDeNAの「シーズン・アチーブメント」をパッと思い浮かべたんですけど、よく考えてみると、セット商品でないんですよね。

田村 セット商品はリリース自体が少なかったですよね。
BBMからも野球は定番ものの他は「HEAT」シリーズ、「若鯉」、「若虎」の若手シリーズくらい。
むしろ評価できるのは野球以外で、バスケットボールの「High FIVE」の内容はよかったと思います。これは年初に出たパック商品のBリーグカードほどは売れなかったんですけど、デザイン面が抜本的に改善されていました。
でも、個人的には、やはり広島の「連覇達成」ですね。サインカードはなくてもよかったくらいですよ。

佐伯 3Dカードの仕様が、少し残念でしたよね。

田村 きちんと立体感はあったんですけど、裏面が真っ白で。ただ、カードサイズになったのはよかったと思います。

佐伯 私は何か一つを選ぶとすれば、「惜別球人」かな。

田村 もう記憶にないですねえ(笑)。

佐伯 メンバーが豪華だったんですよね。黒田博樹、三浦大輔という大物がいました。

五十嵐 巨人の鈴木尚広も初サインの人気がありましたよね。「惜別球人」は、メンバーはその年によって変わりますが、毎年楽しみにしているカードファンはいますよ。先日もお客さんから問い合わせを受けました。

田村 「惜別球人」はサインがボックスから1枚出現する仕様に代わったこともあり、確かによく売れました。

佐伯 他に思い当たらないですし、ベストアイテムのセット部門は「惜別球人」ということでよろしいでしょうか。

五十嵐 いいと思います。

画像: ☆ベストアイテム☆ [セット部門] メンバーはその年によって変わりますが、 毎年楽しみにしているカードファンはいますよ(五十嵐)

☆ベスト直筆サインカード☆

コンボ運動?(田村)

佐伯 次は直筆サインカード部門です。

五十嵐 私は「INFINITY」に封入された高橋尚子と野口みずきのコンボサインカードです。やはり、オリンピックの女子マラソンでシドニーからアテネと“日本人連覇”を果たした2人のコンボは、すごく夢がありますよね。

田村 私もそのコンボサインはノミネートに入れてあります。「INFINITY」は、その他のコンボサインも質が高かったですよね。ノルディック複合の荻原健司と荻原次晴、バドミントンの髙橋礼華と松友美佐紀、体操の池谷幸雄と西川大輔がありました。いずれにしろ「INFINITY」は、この後もどれかの部門で名前が出てくると思います。

五十嵐 バドミントンの松友はシングルカードでも人気が高く、うちのお店で引き当てたお客さんもとても喜んでいました。

佐伯 2017年のBBMはコンボサインが多くて、プロ野球のチーム別にもこまめに入っていましたよね。コンボ推進の動きがあったんでしょうか。

田村 コンボ運動?(笑)。

佐伯 私も「INFINITY」のコンボサインはいいと思っていて、それ以外では始球式サインと、エポック社から出た日本ハムの「シーズン・アチーブメント」に入っていた大谷の直書きサインカードですね。ただ、大谷のサインカードは、スポーツカード大賞の最有力候補でもありますよね。

田村 私も大谷のサインですが、この部門では、カードとしての出来がよかった「1stバージョン」のスペシャルクロスサインの方を推したいですね。「GENESIS」には打者版が入っていて、この投打2種が並んで1位でいいかもしれません。それ以外の大谷サインでは、BBMの日本ハムチーム別に入っていた金版、銀版のスペシャルサインも投手と野手の写真を2枚使っていて、なかなかよかったと思います。

佐伯 大谷の直筆サインは後のお楽しみに取っておくとして、この部門は「INFINITY」から選んでおいたほうがいいかもしれませんね。

田村 そうなると、いよいよコンボ運動ですね(笑)。広島のチーム別でも、誠也と新井貴浩のナイスコンボがありました。

五十嵐 コンボ運動、いいですねえ(笑)。

佐伯 では、2017年はコンボサイン大放出の年ということで、その中でも一番いいコンボが高橋尚子×野口みずきということでサインカード大賞を決めていいでしょうか。

田村 きれいにまとまりましたね(笑)。

画像: ☆ベスト直筆サインカード☆ コンボ運動?(田村)

☆ベストメモラビリアカード☆
 
工芸品としても、よくできていましたから(田村)

佐伯 次は、メモラビリアカード部門になります。

田村 メモラは豊作ですよ。

五十嵐 私は「ルーキーエディションプレミアム」のブックレットメモラですね。2017年はルーキーの注目度も高かったですし、12種がそろうのは圧巻ですよ。

田村 ループレのブックレットは、確かにメンバーはよかったんですけど、企画としては以前からありましたよね。実は、新たに出てきたメモラの種類は結構たくさんあるんですよ。まずは、エポック社から出たメモラ部分が3面あるトリプルブックレット、同じくエポック社のパ・リーグ高級版に入ったシャドウボックス形式のメモラは、シャドウボックスの上に紙を貼っていて、かなり凝った作りでした。パッチカードだとどうしても写真が小さくなりますが、上から紙を貼ることで写真も生かしつつ、パッチ部分も見せることができました。

佐伯 レイヤー(階層)になっているから、メモラ部分と写真を重ねることができるわけですか。

田村 他には、これもエポック社ですけど、山本浩二のバットヘッドのトップ部分を使った溶岩ドームのようなカード、錦織圭のテニスラケットのガットを編み込んだカードなど、面白いメモラが多かったと思います。ただ、私がこの部門の大賞にしたいのは、「1stバージョン」の大谷と誠也のコンボメモラですね。現役最高の2人の組み合わせが、最高のタイミングで実現できたと思います。

佐伯 私はWBC日本代表のジャージーカードですね。トップス社が、よく作ることができたと思いますよ。

田村 「トリビュート」と「アレン&ジンター」に封入されていましたね。まあ、間違って台湾代表のジャージーが入ったものもあったんですけど(笑)。でも、どこまで許諾はOKなんですかね。確かにWBCのライセンスはトップス社が持っていますけど、かなりグレーじゃないですか(笑)。

佐伯 それは分かりません(笑)。だから、よくできたなあと。

五十嵐 WBC全体の権利があるから、やっちゃったんでしょうけど(笑)

田村 BBMが逆のことをして、例えばアメリカ代表選手のカードなんか出したら、ものすごいクレームが来るんでしょうね(笑)。

佐伯 話がだいぶ逸れましたね(笑)。この中から、何か一つを選ぶとすれば?

田村 いや、メモラ部門はもう少し考えましょうよ。他にも候補はあるはずですから。年末に出た「GLORY」は2018年度になるのかもしれませんけど、広島のカルテットジャージーはとてもよかったと思います。エポック社から出た江夏豊さんのイベントジャージーカードも評価できますし。

五十嵐 エポック社の「シーズン・アチーブメント」で封入された大谷のレターパッチに「O」の部分があったんですけど、ものすごい高値がついていてびっくりしました。

田村 あれは、大谷が札幌円山球場で復帰して、いきなりホームランを打った記録を記念したジャージーカードだったんですよね。まさにメモリアルという理由もあったんだと思います。そう考えると、メモラ部門の大賞も大谷ということになっちゃいますね(笑)。でも、個人的にはやっぱり大谷と誠也のコンボのほうが上かなあ。これだけゴツイ組み合わせは、なかなかないですよ。

佐伯 ただ、メモラに関しては、全体としてエポック社が頑張りましたよね。

五十嵐 だいぶ種類が増えました。工夫もされていますし。

佐伯 メモラビリアカードの技法的な部分を重視して、エポック社のパ・リーグ高級版に入っていた大谷のシャドウボックスのジャージーカードはどうでしょう。デザインも含め、大きな面積のジャージーが入ったカードだけど、全身写真を大きく使えていたのが、とてもよかったと思います。

田村 いいと思います。工芸品としても、よくできていましたから。

画像: ☆ベストメモラビリアカード☆ 工芸品としても、よくできていましたから(田村)

受賞したBBMアイテムの商品紹介はこちら

開封動画やカードリストもこちらからどうぞ!

This article is a sponsored article by
''.