今朝のニュースで、ノーベル賞を受賞した田中耕一氏をはじめとするグループが、アルツハイマーの病変を簡単に血液から調べられる方法を確立したと、トップニュース扱いで紹介されました。

このニュースにはほんとビックリ!
というのも、現在発売中の『健康一番 けんいち』11号の取材で、認知症予防研究に詳しい岡山大学の阿部康二教授から、「いま世界中で、血液から簡単にアミロイドの蓄積がわかる検査法を見つける研究が行われている、どこが最初に見つけるか躍起になっている」と聞いていたからです。

アルツハイマー型認知症は、35年にわたる病気です。その原因物質は、脳に集積するアミロイドβです。
原因物質であるアミロイドβの集積が脳で始まっても、約25年間はなにも症状は現れません。
人知れず密かにアミロイドβが脳に溜まっていき、自覚症状が現れた時にはかなり進行しており、そのときにはすでに治療は難しく、その後約10年間で急速に認知症が進行して死に至る、という病気なのです。

アルツハイマー型認知症の発症前診断、つまりアミロイドβが脳に集積し始めたことが早い段階でわかれば、早く治療に入れますし、症状が出る前にいろいろな取り組みができます。
取り組みが成功すれば、認知症を予防することも可能かもしれません。

アルツハイマー病変を調べる方法は、これまでにもいくつかあります。
その一つは、PETという機器による検査です。
アミロイドPET検査をすればアミロイドの集積が脳のどこでどの程度起こっているか画像(イメージング)でわかるのです。
しかし、保険適応外でとても高額な費用がかかり、何度も気軽に受けられるものではありません。

もう一つは、脳骨髄液(CSF)を採取して、特定のアミロイドの量を調べるという方法。腰に太い針を刺し、脊髄液を採取し、骨髄液中のバイオマーカー、例えばアミロイド42などの量を調べます。アルツハイマー型ではアミロイド42が低下します。骨髄液採取時に痛みを伴います。

取材時に「血液検査で分かると簡単なんですが」と尋ねたら、世界中で、採血で調べる方法を確立する研究が進められているということだったのです。
今朝のニュースによると、実用化まで約3年とのこと。実用化にかなり期待を寄せています。


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