内田との連係プレーを意識

鹿島は今季初の公式戦となるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)・上海申花戦(2月14日・カシマスタジアム)を1週間後に控えた2月7日に、J3盛岡とのトレーニングマッチを実施し、6-1(45分ハーフ×2本、30分ハーフ×1本)で勝利した。

この試合で右サイドハーフとして先発したのが、プロ2年目のMF安部裕葵だ。4日前に行なわれたJ2水戸とのプレシーズンマッチ(○4-3)では、81分に途中出場して決勝ゴールの起点になるなど、少ない時間ながら活躍を見せた。前半の45分間プレーしたこの日も、持ち前の技術や鋭い動き出しなどを示したが、「僕のなかでは、まだベストコンディションではない。水戸戦も、今日の試合も、自分のなかでは、出来が良いと思っていない」と、現状ではまだ満足できないという。

鹿島のし烈なレギュラー争いを勝ち抜くためには、100%以上のパフォーマンスが必要だ。安部自身も、そのことをわきまえているだけに「動きはもっと良くなるはず。しっかりプレーを修正して、開幕までに仕上げていきたい」と、改善に余念がない。

今季は、古巣に復帰した内田篤人とともにプレーすることで、多くの“学び”を得ている。
「内田選手は、すごく僕に気を遣ってプレーしてくれている。口で(アドバイスなどを)言ってくれるときもあれば、言葉ではなく、動きで示してくれるときもある。そういうところは僕も感じ取っているので、僕自身も内田選手がプレーしやすいようにしなければいけない」と、連係プレーの意識も高めている。

実際に内田との連係プレーは、この日も攻守に多く見られた。パス交換で右サイドの突破を図ったり、中央にポジションを取ることで、サイドでの内田の攻撃参加を促した。守備ではプレスバックで相手と2対1を作る場面もあった。
「内田選手がプレーしやすいと感じてくれれば、それは僕にとってもプレーしやすいということ。お互いに高め合っていけたらなと思う」と、さらなる連係の構築を目指す。

ACL初戦まで、あと1週間。リーグ開幕までも3週間を切った。悲願のアジア制覇に加え、国内タイトル奪取に燃える鹿島において、安部のような若手の“ジョーカー”となり得る存在は欠かせない。本人も、今季はさらなる結果を求めている。

「やっぱり、僕がゴールを決めるということは、チームにとってもすごく良いこと。得点は勝利につながるものなので、もちろんゴールにこだわっていきたい。
“うまい選手”ではなくて、“チームを勝たせられる選手”になりたい。今年はそんな選手になれるように、意識していきたいと思います」

王座奪還を狙う鹿島の若きテクニシャンが、2年目のシーズンでの飛躍を誓う。

 
取材◎小林康幸
 

This article is a sponsored article by
''.