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2021-02-19

【ボクシング】京口紘人、12回スパーで米デビュー戦へ試運転

スパー後、オンラインで会見した京口

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WBAスーパー世界ライトフライ級チャンピオン京口紘人(ワタナベ)は19日、12ラウンドのスパーリングを敢行。3月13日(日本時間14日)、アメリカ・テキサス州ダラスで行う同級10位アクセル・アラゴン・ベガ(メキシコ)との3度目の防衛戦に向け、順調な調整を示した。

 今度の試合に向けては最初で最後になるという12ラウンドぶっ続けのスパーリングは、終盤9ラウンド目から2019年の全日本ミニマム級新人王・森且貴(大橋)と手合わせ。スピードが身上の森を主武器の左ボディ、右アッパーでパワフルに追い込み、最後の4ラウンドも旺盛なスタミナで押し切った。

「いつも以上に集中力を切らさず、プレスをかけられた。仕上がりはいい」と、YouTubeでも公開したスパーを満足げに振り返った京口。入念なコンディショニングでウェイトもリミットまで5キロを切り、日本を発つまでには残り3.5~4キロにしたいと見通しを語った。この1ヵ月で京口のパートナーを週2~3回務めてきたという森は「すごい圧力。反応、スタミナ、すべての面で上がってきている」とコメント。ベガ戦に向け、王者の調子が着実にアップしてきたと証言した。

  ベガの身長は公表146センチ。これまでの相手よりかなり小柄なことは間違いなく、京口は「出会い頭に来る右を警戒したい。鍵になるのはジャブとアッパー」とした。自身のコロナ感染を経て、17ヵ月ぶりとなる戦いはアメリカ・デビュー戦。親交のある井上尚弥には「加湿器を持って行った方がいいよ」とのアドバイスを受けたと明かす。「アメリカのファンにアピールしたい。そこはこだわりたい」と新天地で好ファイトを誓った。
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