川面に月が泳ぎ、その流れに星が遊ぶトール河。その河に沿うウランバートル市に生まれ、墨田川が流れる両国に育てられた第69代横綱白鵬。この「平成の大横綱」を、ファインダーを通してつぶさに観察してきたフォトグラファーが、その思いを写真とともに綴ります。
上写真=2007年7月27日。横綱昇進後初めて故郷の保養地を訪れた。モンゴルの雄大な景色の中で(モンゴルウランバートル近郊・テレルジ地区/NIKON D2Xs 28-70mm F/5 1/160秒 ISO400)
撮影者◎橋田ダワー
タイトルカットの写真について→「横綱昇進後、初めての里帰り。幼少時より家族でよく訪れていたウランバートル近郊の保養地テレルジを訪れました。澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込み、広大な大地を踏みしめる白鵬。後方では馬が草をはんでいます。まるで、故郷の神々に昇進の報告をしているようでした」
2005年4月7日。将来の2横綱を暗示するように構えをまねる、白鵬と安馬(日馬富士)=東京両国 墨田川(NIKON D2Hs 28-70mm F/6.3 1/125秒 ISO200)
「新関脇で臨んだ3月場所で勝ち越し、幼馴染みの幕内西前頭11枚目安馬(後に第70代横綱日馬富士)と弊社の月刊誌『相撲』で対談しました。墨田川橋上で、横綱土俵三段構えの上段の構えを真似る二人。この写真は、雑誌に載せると親方や先輩に怒られるから載せないでと、『相撲』編集部に頼んでいたカット。将来の横綱たちの初々しい一面を表しています」
2007年5月30日。横綱昇進伝達式後に関係者と乾杯する白鵬=東京両国緑町 旧宮城野部屋(NIKON D2Xs 28-70mm F/4.5 1/160秒 ISO200)
「2場所連続優勝を果たした白鵬は、横綱昇進伝達式で『横綱の地位を汚さぬよう、精神一到を貫き、相撲道に精進いたします』と口上を落ち着いて述べました。第69代横綱昇進伝達式後に、関係者と乾杯。白鵬の後ろで民族衣装に身を包む父の故ジグジドゥ・ムンフバト氏も、モンゴル相撲の大横綱。日本とモンゴルにまたがる史上初の親子横綱誕生です」
2007年5月30日。新横綱門出の日、報道陣に囲まれて=東京両国緑町 旧宮城野部屋前(NIKON D2Xs 17-35mm F/4.5 1/160秒 ISO200)
「新横綱門出の日。朝青龍に続きモンゴル出身横綱二人目となった白鵬が、宮城野部屋前で報道陣に囲まれた1枚です。
入門当時は身体が細く注目度が低かった彼は、2001年3月場所で初土俵。誰にも注目されないまま静かに、しかし確実に成長し、みるまに頭角を表してきました。気が付けば、あっという間に綱を手に入れるまでの実力者となっていました。先輩横綱の朝青龍を追い、この後、二人はすべてにおいて比較されるようになります」
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