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2021-04-25

【プロレス】至近距離からのヒザ蹴りを食らっても逆に相手を破壊する頑丈さ…杉浦貴が「顔面凶器」で仁王の得意技トランスレイヴを粉砕!

痛みを耐えながらセコンドの方を借りて退場する仁王

 4月24日、NOAH横浜ラジアントホール大会で非常に珍しい結果が出た。

 NOAH4・29名古屋大会で藤田和之のGHCナショナル王座に挑戦する杉浦貴が仁王の得意技であるトランスレイヴを食らいながらも逆に相手の右ヒザを破壊。直後に逆片エビ固めを決めてギブアップ勝ちを収めた。

 試合後の杉浦は「オレの顔面が凶器だってことじゃない。だって、アイツ、ヒザ蹴り出したんでしょ? 藤田も顔面凶器だけど、オレもなかなか顔面凶器じゃない?…なんだよ、顔面凶器って」と苦笑い。杉浦軍の同門対決として挑む4・29名古屋のGHCナショナル選手権に向けて「一緒だよ。どっちが立っていられるか。どっちが攻撃に耐えるか。どっちがタフで立ってるか。変な小細工もしない。正面から(行く)。みんなそれを求めてるでしょ。急に丸め込みとかしない。みんなが期待する試合をして、その上でオレが勝つ」とコメント。NOAH4・18後楽園の前哨戦では100発以上の打撃を打ち合い壮絶な敗北を喫したが、戦法は変えるつもりはなさそうだ。

 仁王の得意技トランスレイヴは長座している相手にランニングして放つ顔面へのヒザ蹴り。K-DOJOのエースとして活躍していたHi69時代から20年近くずっと使い続けている大切なフィニッシュホールドである。

 この日のアクシデントは仁王の古傷である腰の激痛による部分も大きくあるが、逆に杉浦の“顔面強度”が確かめられたのも事実。NOAH4・29名古屋の“タフマン選手権”に向けて、あらためて自身の頑丈さを満天下に示す一戦となった。
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