5月5日、DRAGONGATEが名古屋・愛知県体育館でビッグマッチ「DEAD or ALIVE 2021」を開催。団体最高峰王座のオープン・ザ・ドリームゲート選手権試合は24歳の王者・シュン・スカイウォーカーと、21歳の挑戦者・Hiphop菊田によって争われた。 菊田が王座奪取となれば、最年少&最短キャリアでの戴冠。前哨戦では新必殺技の垂直落下式高速パイルドライバーを武器に王者を追い込んでいた。
両者は試合開始早々から緊張感ある立ち上がりを見せた。菊田はヘッドロックを決めてシュンにロープ際まで追い込まれるとカニばさみを食らって、前方にダウン。これで右腕を強打。次の瞬間だった。
菊田は「ウッ!」と叫んで、右肩を押さえて場外へ転落。心配そうにR・E・Dのセコンド陣が駆けつける。菊田は右肩をアイシング。痛みに苦しみながらも場外カウント17でリングイン。シュンは非情にも右肩にアームロック。菊田が断末魔のような悲鳴を上げる。R・E・DのEitaがタオルを投入して、菊田がTKO負けとなった。
菊田は右肩をアイシングしながら退場。R・E・Dの控室からは「救急車!」という声も聞こえ、菊田はノーコメントだった。
試合タイム4分33秒。TKO勝ちでドリームゲート王座4度目の防衛に成功したシュンは「これでも勝ちは勝ち。これは権威ある防衛戦。このベルトを防衛したことに変わりはない。ただまだまだオレの闘い、続きがあるから。キング・オブ・ゲートを見据えて、まだまだオレは進んでいく」と気丈に語っていた。