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2021-10-10

【アメフト】富士フイルム、チーム名変更後の初勝利 BULLSを撃破

【富士フイルム vs BULLS】第1Q 5分 富士フイルムQB鈴木からWR桑原に TDパスが決まる=撮影:小座野容斉

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アメリカンフットボールのXリーグ「X1エリア」は、10月9日、富士通スタジアム川崎で第4節の2試合があり、富士フイルムミネルヴァAFC対BULLSフットボールクラブの一戦は富士フイルムがBULLSを破り、チーム名変更後の初勝利を挙げた。富士フイルムは1勝2敗、BULLSは3敗となった。

富士フイルムミネルヴァAFC○20-3●BULLSフットボールクラブ
(2021年10月9日、富士通スタジアム川崎)

【得点経過】
富士フイルム 第1Q 5:03 QB鈴木貴史→WR桑原司, 37ヤードTDパス(河津俊介キック成功)
 7回 59ヤード3:22[7-0] 
富士フイルム 第2Q 11:22 K河津, 30ヤードFG
[10-0] 
富士フイルム 第3Q 1:02 QB鈴木→WR桑原, 64ヤードTDパス(河津キック成功) 
2回 65ヤード1:02[17-0] 
BULLS 第3Q 10:11 K水村真哉, 23ヤードFG
[17-3]
富士フイルム 第4Q 3:22 #80 河津 俊介, 19ヤードFG
[20-3] 

【富士フイルム vs BULLS】第1Q 5分 富士フイルムQB鈴木からWR桑原に 37ヤードTDパスが決まる=撮影:小座野容斉

QB鈴木が復活 富士フィルムが点差以上の力の差

 富士フイルムが完勝した。QB鈴木がパス174ヤード2TD。WR桑原への2本のTDパスは、いずれもビッグプレーとなった。エースRB廣澤達也が欠場する中で、RB陣も奮起、24歳の堀大機が84ヤード、43歳のベテラン井岡淳もパワフルな走りで71ヤードを記録した。【富士フイルム vs BULLS】パワフルなランでBULLSディフェンス陣を引きずる富士フイルムRB井岡=撮影:小座野容斉
 実質8回のオフェンスシリーズで、パントは1回だけ。レッドゾーン侵入4回でFG2回失敗という詰めの甘さはあったにせよ、点差以上の力の差を見せた。ディフェンスも、第3QのFG以外は、ほぼ攻め込まれる場面はなかった。

 今季初戦のアサヒビールシルバースター戦では、左足の負傷で満足にプレーができなかったQB鈴木は、徐々に復活。スクランブルで走るシーンもあった。
【富士フイルム vs BULLS】第1Q  スクランブルする富士フイルムQB鈴木=撮影:小座野容斉
 「もともと、パスだけでなくランでもやれるQBだったので、つい以前の感覚で走ってしまいます。痛めた方の足は、外観は(ニーブレスなどしていて)大げさな感じですが、ちゃんと走れるしトレーニングもできているので大丈夫」という。

 鈴木の母校・法大は、先週、強敵の日大に勝ったばかり。自分が果たせなかった甲子園ボウル出場に向け、活躍する後輩たちに負けてはいられない。

 「残り全部勝って4勝2敗となれば、X1スーパー昇格の可能性があると思うので、とにかくここからは全部勝ちます」と力強く語っていた。

【富士フイルム vs BULLS】チームトップのラン81ヤードを記録した富士フイルムRB堀=撮影:小座野容斉

【小座野容斉】

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