close

2021-12-09

「競技者として、いち人間として、もっと成長していきたい」。東京五輪20km競歩銀メダリスト池田向希が最優秀選手賞に選出

池田は東京五輪男子20km競歩で日本人選手初の銀メダリストとなった(写真/Getty Images)

12月9日、日本陸連アスレティックス・アワード2021が開催。2021年において活躍が最も顕著であった競技者『アスリート・オブ・ザ・イヤー』に池田向希(旭化成)が選出された。
池田は今夏の東京五輪男子20km競歩において1時間21分14秒でフィニッシュし、日本人初の銀メダルを獲得した。
2019年に鈴木雄介(富士通)が同賞を受賞した際に、いつか自分もと目標に掲げた池田。2年越しでその夢をかなえたが、「競技者として、いち人間として、もっともっと成長していきたい」と来年のオレゴン世界選手権、24年のパリ五輪での飛躍を誓った。

★優秀選手賞

鈴木健吾(富士通):第76回びわこ毎日マラソンで、2時間04分56秒の日本新記録を樹立

田中希実(豊田自動織機TC):女子1500mで3分59秒19の日本新記録を樹立。この種目で日本勢初のオリンピック出場を果たし、8位入賞

三浦龍司(順天堂大2年):東京五輪男子3000m障害で日本人初の7位入賞

山西利和(愛知製鋼):東京五輪男子20km競歩で銅メダルを獲得

■新人賞
泉谷駿介(順天堂大4年)/東京運動記者クラブ選出:第105回日本選手権男子110mHにて13秒06の日本新記録で優勝。東京五輪男子110mHでは準決勝に進出

一山麻緒(ワコール)/東京運動記者クラブ選出:第40回大阪国際女子マラソンにて2時間21分11秒の大会新記録で優勝。東京五輪女子マラソンでは、同種目4大会ぶりの入賞となる8位

佐藤圭汰(洛南高3年・京都)/日本陸連選出:男子男子1500mでU20日本新記録、高校新記録となる3分37秒18をマーク。男子5000mで13分31秒19の高校新記録を樹立

村上来花(弘前実高3年・青森)日本陸連選出:女子ハンマー投でU20日本新記録、高校新記録となる62m88をマーク

■特別賞
朝日新聞社:福岡国際マラソンの運営を長年にわたり担い、日本マラソン界の普及、発展に寄与した

佐藤友祈(モリサワ):東京パラリンピックに出場し、400m(T52クラス)において55秒39、1500mにおいて3分29秒13と、いずれもパラリンピックレコードで金メダルを獲得

このほか日本グランプリシリーズチャンピオンには、男子は110mHの金井大旺(ミズノ)、女子は100mHの寺田明日香(ジャパンクリエイト)が選出された

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事