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2022-01-16

【NFL】ビルズvsペイトリオッツ 双方のエースQBにマイナスのデータが…ワイルドカード直前のおさらい(2) 

28年ぶりのスーパーボウル出場を目指すビルズのQBアレン=photo by Getty Images

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ニューイングランド・ペイトリオッツ@バッファロー・ビルズ
ハイマークスタジアム(バッファロー)
1月15日午後8時15分(日本時間16日午前10時15分)キックオフ
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■オフェンス
ペイトリオッツ:15位(パス14位、ラン8位)
ビルズ:5位(パス9位、ラン6位)


■ディフェンス
ペイトリオッツ:4位(パス2位、ラン22位)
ビルズ:1位(パス1位、ラン13位)

(写真はすべてGetty Images)

 地区内のチーム同士、ワイルドカードで今季3度目の対戦となる。両チームのストロングポイントはディフェンス。特にパスディフェンスが、ビルズ1位、ペイトリオッツ2位という「トップ対決」となった。

 ビルズのQBジョシュ・アレンは、レギュラーシーズン最後の2試合で、パス成功率42%と53%という不安定さを見せた。対戦相手はファルコンズとジェッツで、いずれもホームゲームだった。両チームのディフェンス力を考えると、寒冷な天候(開始時にファルコンズ戦が-3.9度、ジェッツ戦が1.1度)がマイナスとなっている可能性がある。

 最新の天気予報では、試合開始時の気温はマイナス14度となっている。

 ペイトリオッツのルーキーQBマック・ジョーンズにも明るい材料は少ない。ビルズがペイトリオッツに勝利した第16週、ビルズディフェンスはジョーンズに対し、スナップの61%でマンカバーディフェンスを敷き、同時にSのレイトローテーションも使用した。ジョーンズは14/32、145ヤード、2インターセプトに終わった。その3週間前の試合はジョーンズはパスは3回しか投げていなかったことで話題になった。結局、ビルズディフェンス攻略の糸口はつかめていない。

 走力のある若手QBは、通常NFLでパス成績が上がるにつれてランのプレー機会を減らすが、今季のアレンは逆だった。NFL入り後最も多い、122キャリーで763ヤード(6TD) を記録した。昨年に比べて342ヤードも増え、チームで2番目の好成績を記録した。

■ビルズは反則数(139)がNFL4位。ペイトリオッツは8位(105)だった。

■ビルズは今シーズン、13試合で25点以上(NFL最多)。ペイトリオッツは25点以上失点した試合では0勝5敗。

■ビルズは、得失点の差がチーム史上最高の194点でNFL1位。ただし、得失点差1位のチームは過去3シーズン、スーパーボウルに出場できていない。

■QBアレンは、1シーズンで30パスTD以上、ラン700ヤード以上を同一シーズンで記録したNFL史上3人目のQB。過去の2人はラマー・ジャクソンとランドール・カニングハムで、2人ともプレーオフの初戦でチームが敗退している。

■ルーキーQBのポストシーズンでの先発出場は2010年以降2勝8敗。2勝はいずれも他のルーキー先発QBとの対戦だった。

■ペイトリオッツのビル・ベリチックはHCとしてポストシーズン31勝は、NFL史上最多(2位はトム・ランドリーの20勝)。31勝のうち30勝はQBがトム・ブレイディだった。

■ベリチックはHCとして、レギュラーシーズンで対戦して負けた相手に対してはポストシーズンでは3勝7敗、現在5連敗中という。

ルーキーQBながらチームをけん引するペイトリオッツのQBジョーンズ=photo by Getty Images

常に苦虫をかみつぶしたような表情を崩さないペイトリオッツのベリチックHC=photo by Getty Images

28年ぶりのスーパーボウル出場を目指すビルズのマクダーモットHC=photo by Getty Images



【小座野容斉】

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