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2022-01-31

アントニオ猪木が長州力と“かませ犬事件”以来6年ぶりにタッグ結成【週刊プロレス昔話】

サソリ固めを決める長州力をエプロンから見守るアントニオ猪木

 1988年9月24日~10月3日まで10日間、新日本プロレスが台湾遠征をおこなった。

 メインテーマはアントニオ猪木のリング復帰。同年8月8日、横浜大会で藤波辰巳のIWGPヘビー級王座に挑戦したが、60分時間切れ引き分けでベルト奪取ならず。台湾で1カ月半ぶりの試合が組まれていた。

 9月25日に復帰戦をおこない、10月2日にはなんと長州力とタッグ結成。1982年10月8日、長州が「オレは藤波のかませ犬じゃない」と名言を吐いて以来、実に6年ぶりに両雄が同じコーナーに並び立った。

 長州はボディースラム、ブレーンバスター、リキラリアットとビッグバン・ベイダーに敢行。最後はロン・スターをリキラリアットで沈めた。

 試合後、猪木はベイダーにナックルパートを放つと、延髄斬りから変型卍固めで捕獲。台湾遠征は猪木の復帰戦に始まり、最後も猪木の独壇場で幕を降ろした。

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