アメリカンフットボールのXリーグが、国内トップリーグ「X1スーパー」の2022年シーズン対戦方式と、日本選手権・ライスボウルまでの道程を発表した。今季からは8チームによるトーナメントで日本一を決める。リーグ戦の開幕は、9月上旬にの予定。正式な日程は6月頃に発表するという。
2022年のX1スーパーは、下位の「X1エリア」から4チームが昇格して12チームに拡張した。同格・並列のディビジョン Aとディビジョン Bに分かれて、レギュラーシーズンのリーグ戦はディビジョン内の総当たり戦で各チーム5試合を戦う。
2022年X1スーパーのディビジョン編成は次の通り。
【Div.A】
パナソニック インパルス(前季スーパー1位、7勝)
IBMビッグブルー(前季スーパー4位、3勝3敗1分)
ノジマ相模原ライズ(前季スーパー5位、3勝4敗)
オール三菱ライオンズ(前季スーパー8位、7敗)
アサヒビール シルバースター(前季エリア1位、6勝)
ディアーズフットボールクラブ(前季エリア4位、4勝2敗)
【Div.B】
富士通 フロンティアーズ(前季スーパー2位、6勝1敗)
オービック シーガルズ(前季スーパー3位、5勝2敗)
東京ガス クリエイターズ(前季スーパー6位、2勝5敗)
エレコム神戸ファイニーズ(前季スーパー7位、1勝5敗1分)
アサヒ飲料クラブ チャレンジャーズ(前季エリア2位、5勝1敗)
イコールワン福岡SUNS(前季エリア3位、5勝1敗)
=Xリーグ提供 X1スーパーのポストシーズンは日本選手権・ライスボウルを頂点とする「ライスボウルトーナメント」に再編された。
トーナメントに出場するのは両ディビジョンのリーグ戦上位4チーム。1回戦に相当するクオーターファイナル(準々決勝)ではディビジョン1位チームが他ディビジョンの4位チームと、2位チームが他ディビジョンの3位チームとそれぞれ対戦する。1回戦の勝者がセミファイナル(準決勝)でライスボウル出場権を懸けて対戦する。
ライスボウルは、学生王者が出場しなくなってから今季が2回目。昨季は、X1スーパーのリーグ戦上位4チームによるトーナメントを行い、決勝がライスボウルとなっていた。
X1スーパーの両ディビジョン5位、6位の計4チームが「たすき掛け」方式の順位決定戦(A5位対B6位、A6位対B5位)で対戦し、それぞれの敗者が、下位のX1エリア上位2チームとの入替戦に臨む。
=Xリーグ提供 深堀理一郎理事長のコメントは以下の通り。
「Xリーグ決勝戦が1月3日開催のライスボウルになったことに伴い、ポストシーズン及びX1 Superチーム数の見直しを行いました。この見直しにより、ライスボウルを目指す『ライスボウルトーナメント』の魅力が増し、より多くのチームにライスボウルへの道が開かれた編成で2022年からの秋季リーグ戦を実施します。ライスボウルトーナメントでは、初戦はいずれもシーズン中にはなかった組み合わせとなり、一発勝負のトーナメントの魅力がさらに高まります。また、今回の拡張に伴い、九州を拠点とするイコールワン福岡サンズがX1 Superに初挑戦となります。X1 Superの試合を九州地区のファンの皆様に届けられることを本当に嬉しく思います。2022年秋季シーズン、是非、楽しみにしてください」
X1エリアは8チーム制の総当たり
X1エリアは8チームによる総当たりのリーグ戦で、上位2チームがスーパーの順位決定戦敗者との入替戦に進出する。入替戦ではX1スーパーの順位決定戦の敗者のうち勝率の低いチームがX1エリア1位と、もう一方のチームがX1エリア2位と対戦する。順位決定戦の敗者の勝率が同じ場合は抽選で対戦相手を決定する。
2022年シーズンのX1エリアは以下の8チームで編成される。
【X1エリア】
警視庁イーグルス(前季エリア5位、4勝2敗)
ペンタオーシャン パイレーツ(前季エリア6位、3勝3敗)
アズワン ブラックイーグルス(前季エリア7位、3勝3敗)
電通クラブ キャタピラーズ((前季エリア8位、3勝3敗)
名古屋サイクロンズ(前季エリア9位、1勝5敗)
富士フイルム ミネルヴァAFC(前季エリア10位、1勝5敗)
ブルザイズ東京(前季エリア11位、1勝5敗)
三菱商事クラブ トライアックス(前季X2優勝、5勝0敗)
=Xリーグ提供