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2022-12-11

【アメフト】今季のハイズマントロフィーに、USCの2年生QBウィリアムズ　ライリー門下から3人目の授賞

アメリカンフットボール・マガジン編集部

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2022年のハイズマントロフィーに選出されたUSCのQBケイレブ・ウィリアムズ。NFLも注目の逸材だ＝photo by Getty Images

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アメリカンフットボールの華、米カレッジフットボールの今季最優秀選手に贈られる「ハイズマントロフィー」の発表が、米ニューヨーク市で12月10日夜（日本時間12月11 日）にあり、南カリフォルニア大学（USC)のQBケイレブ・ウィリアムズが選ばれた。

　USCからの選出は、2005年のRBレジー・ブッシュ以来8人目。ブッシュはその後NCAAの規則違反で受賞を取り消されており、受賞者としては2004年のQBマット・ライナート以来となった。米の多くのメディアは、ウィリアムズの受賞を最有力と予想していたが、下馬評通りの選出となった。

　ウィリアムズは、2022年11月18日生まれで20歳になったばかり。高校生の時から、QB育成プログラム「エリート11」で最優秀選手に輝くなど、全米で注目される存在だった。
　現在は、ソフォモア（大学2年生）で、昨年はオクラホマ大学のQBとして活躍したが、同大のヘッドコーチ（HC)だったリンカーン・ライリーが、USCのHCとして移籍したのに伴い、USCに転校した。

　ウィリアムズはランパスオプションをベースとするQBで、強肩に加え、パスラッシュを回避する能力も高い逸材だ。今季はパス296/448、成功率66.1％、4075ヤード、37タッチダウン・4インターセプト、レーティング167.9。ランでは109回372ヤード10TDという成績を残していた。

　師匠のライリーHCはパスオフェンスの戦術家として、現在のカレッジフットボールでは最高の評価を受けている。オクラホマ大時代に、QBベイカー・メイフィールド（現ラムズ）、カイラー・マレイ（現カーディナルス）を育成してハイズマントロフィーを受賞させており、門下から3人目の栄冠となった。

　ハイズマントロフィーの投票内訳は、870人のメディア関係者、58人の存命しているハイズマン受賞者、そして全米ファン投票の最多得票（1票）からなっている。今回の投票結果は次の通り。

1位　QB　ケイレブ・ウィリアムズ（USC）
2031点▽１位票：544、2位票168、3位票63

2位　QB　マックス・ダガン（TCU ）
1420点▽1位票188、2位票357、3位票142

3位　QB　C.J.ストラウド（オハイオ州立大）
539点▽1位票37、2位票119、3位票190

4位　QB　ステットソン・ベネット（ジョージア大）
349点▽1位票36、2位票65、3位票111  

2022年のハイズマントロフィーに選出されたUSCのQBケイレブ・ウィリアムズ。NFLも注目の逸材だ＝photo by Getty Images
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【小座野容斉】

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