close

2022-12-18

【アメフト】甲子園ボウル  関学大が「最多ダブル」5連覇で33回目の優勝 後半に大量点、早大を突き放す

【関学大 vs 早大】3Q残3分、 関学大RB伊丹が4ヤードTDラン=撮影:佐藤誠

全ての画像を見る

 アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝、第77回毎日甲子園ボウルが、12月18日、阪神甲子園球場で行われ、関西学院大学ファイターズ(関西学生Div.1 優勝)と早稲田大学ビッグベアーズ(関東大学1部TOP8優勝)が対戦。関学大が34-17で早大を破って、5年連続33回目の優勝を果たした。関学大の5連覇は、1973~77年に達成して以来2度目で、日大(1978~82)と並ぶ大会の最多タイ記録。優勝33回は自らの持つ記録を更新。ダブルで「最多」となった。3年ぶり7回目の出場となった早大は、悲願の初優勝を目指したが、今回も涙を飲んだ。

チャックミルズ杯(学生年間最優秀選手)には、関学大DLトゥロターショーン礼が、甲子園ボウル最優秀選手には関学大RB前島仁が、甲子園ボウル敢闘選手には、早大DL山田琳太朗が選ばれた。
【関学大 vs 早大】2Q、関学大DB山村が自陣エンドゾーン内で早大QB國元のパスをインターセプト、早大の先制チャンスを潰す=撮影:佐藤誠


全日本大学選手権決勝、第77回毎日甲子園ボウル
関西学院大学ファイターズ○34-17●早稲田大学ビッグベアーズ
(2022年12月18日、阪神甲子園球場)

  前半は、お互いにディフェンスが持ち味を出して、オフェンスを抑え込んだ。両校タッチダウン(TD)を奪えず、ロースコアの展開で6-3と関学大がリードで折り返した。
【関学大 vs 早大】2Q残8分 関学大K福井が43ヤード先制FGを決める=撮影:佐藤誠
 後半、がらりと試合の様相が一変した。関学大は、先発した1年生QB星野秀太に替えて、今秋途中までエースQBだった鎌田陽大を投入してから、オフェンスのリズムが良くなった。

 3Q残り3分で、RB伊丹翔栄がエンドゾーンに走りこんで、チーム初TD、13-3とした。さらに4Q残り11分から関学大RB前島仁がランTD、スコアを重ねた。

  早大もQB石原勇志のパスなどで攻め込んで、RB花宮圭一郎のランTDで追いすがった。しかし直後のオフェンスシリーズで、関学大は、RB前島が再びTDを決めて、早大を突き放した。

 関学大は残り1分を切っても、ニールダウンすることなく攻め続け、ダブルスコアとなる得点で早大を破った。

関学大・大村和輝監督

(最後のオフェンスシリーズ、レギュラーではない占部主将を入れていた)

いつも我々は甲子園ボウルで勝っていたら、「4年生シリーズ」をするので、ディフェンスも4年生全員出しましたし、オフェンスも全員出しました。うまいこと行きました。オフェンスが回ってこないかと思いましたから。

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事