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2022-12-23

【 アメフト 】甲子園の芝がメリケンパークへ。甲子園ボウルSDGsプロジェクト芝生移設完了セレモニーを実施

2022年12月23日(金)兵庫県神戸市メリケンパーク多目的広場に移設された甲子園ボウルで使用されていた芝生、所々にヤードラインが見える 写真:佐藤誠

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2022年12月18日(日)兵庫県西宮市阪神甲子園球場で行われた全日本大学選手権決勝三菱電機杯第77回毎日甲子園ボウル( 関西学院大対早稲田大学)で、土の球場内野部に敷設されていた芝生が兵庫県神戸市メリケンパーク多目的広場に移設され、12月23日(金)完了セレモニーが実施された。

神戸市港湾局副局長の川中徹氏は「この度、このような美しい芝生、スペースが実現し、また一つメリケンパークの名所が産まれと思っております」とあいさつした。

協賛企業を代表して挨拶したプロジェクト協力会社の株式会社チュウブの代表取締役社長小柴雅央氏は「鳥取で産まれた芝が、甲子園ボウルという大きな仕事を終え、ここメリケンパークで最終的にいつまでも根を下ろすことができたこと、芝生も喜んでいるじゃないかな、というふうに思います」「暖かくなれば、芝生の感触を皆さんに確かめにきて欲しい」と言葉を繋いだ。

メリケンパーク多目的広場の指定管理会社である神戸港”U”パークマネジメント共同事業体幹事会社早駒運輸株式会社代表取締役社長渡辺真二氏は「メリケンパークで足りなっかった自然、その部分で天然の青々とした芝が来たと、ここで子供たちが寝そべって遊んで、ワイワイいってくれることを夢見てるし、来年すぐに現実としてなることを想像してうれしく思います」と笑顔で語った。

学生主体の取り組みの『甲子園ボウルSDGsプロジェクト』の学生メンバーを代表して挨拶をした関西学院大学3年の竹森優里奈さんは、「甲子園ボウルで利用されていた芝生がここで再利用されているのを見て、甲子園ボウルの輪がどんどん広がっていっているように感じました。さらにその輪を広げていけるように(社会貢献活動に)取り組んでいきたいと思います」とその想いを語った。

メリケンパーク多目的広場内への芝生の移設作業は完了したが、芝が馴染むまでは立ち入りを控えるよう境界を引いている。解放は来年2月を目処としているが、生育状況によっては早くなる可能性もあるという。

このプロジェクトを支援するクラウドファンディング『甲子園ボウルの芝生を再利用して子供達が遊べる広場を作りたい! 芝生移設プロジェクト』は、引き続き12月30日まで支援を募っている。プロジェクトの詳細や支援方などは『甲子園ボウル特設サイト』に掲載されている。

2022年12月18日(日)阪神甲子園球場で行われた甲子園ボウルで通常は土の球場内野部に敷設された芝生(画面左) 写真:佐藤誠
2022年12月18日(日)阪神甲子園球場で行われた甲子園ボウルで通常は土の球場内野部に敷設された芝生(画面左) 写真:佐藤誠

甲子園ボウル翌日、内野部に敷設され使用されていた芝生がロール状になりメリケンパーク移設に向けた回収作業が行われる 2022年12月19日(月)阪神甲子園球場 写真:佐藤誠
甲子園ボウル翌日、内野部に敷設され使用されていた芝生がロール状になりメリケンパーク移設に向けた回収作業が行われる 2022年12月19日(月)阪神甲子園球場 写真:佐藤誠

甲子園ボウルSDGsプロジェクト芝生移設完了セレモニーで甲子園ボウルSDGsプロジェクト学生メンバーの竹森優里奈さん(右端)らが植芝式を行う  写真:佐藤誠
甲子園ボウルSDGsプロジェクト芝生移設完了セレモニーで甲子園ボウルSDGsプロジェクト学生メンバーの竹森優里奈さん(右端)らが植芝式を行う  写真:佐藤誠

甲子園ボウルSDGsプロジェクト芝生移設完了セレモニーで甲子園ボウルSDGsプロジェクト学生メンバーの竹森優里奈さん(右端)らが植芝式を行う  写真:佐藤誠
甲子園ボウルSDGsプロジェクト芝生移設完了セレモニーで記念写真におさまる関係者 写真:佐藤誠


佐藤誠

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