いよいよNOAH「拳王チャンネル presents 拳王 Debut 15th ANNIVERSARY【MATCH】~since 2008~」6・24徳島・とくぎんトモニアリーナ大会が迫ってきた。同大会は拳王の15周年記念大会となっており、以下の豪華全7試合が組まれている。⑦拳王&船木誠勝&征矢学&近藤修司&大原はじめvs丸藤正道&田中将斗&桜庭和志&AMAKUSA&アレハンドロ
⑥ジェイク・リー&ジャック・モリス&YO-HEY&タダスケvsイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.&清宮海斗&HAYATA&Eita
⑤小川良成&クリス・リッジウェイ&ダガvs小峠篤司&吉岡世起&スペル・クレイジー
④サクソン・ハックリー&ティモシー・サッチャー&藤田和之&谷口周平vs潮崎豪&中嶋勝彦&モハメドヨネ&GAINA
③ニンジャ・マックvsダンテ・レオン
②マサ北宮&稲村愛輝vs稲葉大樹&スタリオン・ロジャース
①Hi69vs小澤大嗣
大会前から精力的な宣伝活動に勤しんできた拳王は、徳島に前日入りして会場前からのYouTube「拳王チャンネル」で“最後のお願い”を生配信。同大会は「拳王チャンネル見た!」で当日学生シート(要学生証)が無料(拳王が自腹で肩代わり)となっており、さらに「拳王チャンネル」では同大会を実況&解説付きで無料生中継。業界大注目の大会だ。
そんなNOAH6・24徳島大会に向けて拳王はプロレス週刊専門誌「週刊プロレス」の連載でも何度も言及。No.2246(2023年6月7日号/5月24日発売)ではこんな熱い思いを語っていた。
「コロナ禍も明けたことだし、プロレスにおける地方大会の可能性を追求しようと思ってる。だいたい地方大会って軽視されがちだろ。よく言われるのは、後楽園ホールが満員になったら、地方の集客も上がっていくとか。カード的にも地方は大都市でおこなわれるビッグマッチの前哨戦中心だ。そういう常識をぶっ壊してやろうと思ってる。地方大会を盛り上げることによって、そのパワーをNOAH全体へと波及させて、首都圏の大会やビッグマッチにもつなげてやるぞ」
「もはや大都市のプロレス界は飽和状態だ。首都圏、大阪、名古屋、福岡など政令指定都市はだいたい毎週のようにどこかの団体が大会を開催している。だからこそ、政令指定都市以外の地方大会の熱がこれからのキーになってくると思ってるんだよ。それを先頭切って実践するためにも、6・24徳島を大成功させなきゃいけない。オレがファン時代、徳島市立体育館…現在のとくぎんトモニアリーナには1000人以上の観衆が詰めかけて、熱気もあった。徳島はフクタレコードの新生UWF、四国放送のラジオ番組「週刊チョークプロレス」、新崎人生さんのみちのくと潜在的なプロレス熱はかなり高い都市だ。オレがプロレスに夢中になった徳島市立体育館の風景を取り戻したい。それが徳島出身のオレの使命だと思ってる」
「徳島のプロレス会場と言えば徳島市立体育館だよな。すげー歴史があるからな。1979年11月30日、アントニオ猪木さんがボブ・バックランドからWWFヘビー級選手権を奪取した試合が有名だよな。オレが生まれる5年前のことだ。そんな歴史的な出来事の舞台になったのが徳島市立体育館だ。新日本プロレスワールドでその試合が配信されてるから、ぜひとも見てもらいたいよ。なぜかサーベルを持ったタイガー・ジェット・シンが乱入してきて、バックランドがペースを乱すのも面白いぞ。隙を突いたバックドロップで3カウントを奪った後、猪木さんの腰にベルトを巻いてる永源遙さんがメチャクチャかわいかったし。当時の観客も熱くて、会場がいい雰囲気だっていうのもわかる。緑色の『非常出口』の感じとか今も全然変わってないぞ」
「オレが絶対に徳島のプロレス熱を取り戻す。さらに、地方大会の可能性を追求していってやるからな!」
果たして拳王の15周年記念大会はどんな大会になるのか。試合開始は午後4時。ぜひその熱を会場で、YouTube生配信で体感してほしい。