close

2023-11-01

【全日本】宮原健斗が語る、週プロ40周年~後編~「(中嶋に関しては)11月7日のイベントで語りたいと思います」【週プロ】

中嶋が表紙の週プロを読む宮原

全日本プロレスの“最高男”宮原健斗が週刊プロレス創刊40周年イベント「週プロトークvol.3」(11月7日、東京・巣鴨「闘道館」)にゲスト出演する。週プロとともにレスラー人生を歩んできたと語る宮原。近年は自身と闘う対戦相手がフューチャーされる傾向が増えるなど立ち位置の変化も実感する。一方で健介オフィス時代の兄弟子、中嶋勝彦の全日本プロレス電撃参戦及び三冠ヘビー級王座挑戦が11・5札幌に決まった。結果的に〝アフター札幌〟に位置付けられた11・7「週プロトーク」。宮原は中嶋に関して「僕が何を感じたか、このイベントで語りたいと思います」と宣言した。
宮原表紙イッキ5
◇       ◇    ◇
――最初に週プロに載った時のことは覚えていますか? 健介オフィス時代で、入門テストを受けた時になると思うのですが

宮原 覚えてますよ。最初に載った時はレスラーでもない、デビューも決まってないシロウトでしたからシンプルにうれしかったですよ。これ、俺だと思って、おじいちゃん、おばあちゃんに雑誌を送ったり。懐かしいですね。

――デビュー直後も含めて、当時は雑誌に載ることが励みになったりしたんでしょうか?

宮原 それはありましたよ。デビューして、少しずつ経験を積んでいくと、ちょっとずつ載る写真の枚数やページが増えていったり、はじめて表紙になったり。自分の成長とリンクしていくというか。ただ、キャリアを重ねてきた現在感じるのは、下の世代が突き上げてきたりして、いままで自分がメインで載っていたものが、徐々に小さい扱いになったり、対戦相手をフューチャーした誌面になったり。

――徐々に扱われ方が変わってきていると。

宮原 プロとしてのバロメーターというか、いま何が求められてるのかなっていうのを再確認できるというか。それは毎週毎週確認してますよ。

――勝つのが当たり前の選手になると、その選手に挑む側がどんな試合をしたかを取り上げるケースが増える傾向にあります。宮原選手も簡単にはフューチャーされない立場になってしまったというか。

宮原 実際、例えば僕が三冠戦をやったとしても、勝っても負けても相手にフォーカスを当てた誌面、書き方になる。キャリアを重ねていくなかで、実際にそういうのが増えてきた。じゃあいま僕は何を見せれば自分にフォーカスがあたるのかなって。自分をプロデュースする部分でも大事になってると思いますよ。

――そういう部分でも勝負になるわけですね。

宮原 間違いなくあると思います、そういう部分は。
宮原表紙イッキ6
――そんな週プロの創刊40周年を迎えました。41年目の週プロに期待することは?

宮原 週刊文春とかフライデーじゃないですけど、常に勝負してほしいなと思いますね。無理に(取材対象が)嫌がることをやれとは言わないですけど、慣れ合うんじゃなく、選手や団体と緊張感を持ちながらやっていけばもっと一緒に発展できんじゃねえかなと思うんです。業界唯一の専門誌かもしれないですけど、何でもかんでもホメ称える必要はないと思うし。むしろダメな時はダメだと厳しく書いてもいいと思いますよ。

――宮原選手は厳しい記事が載っていてもすべて受け入れると?

宮原 いえ、すべて受け入れるとかはないですよ。

――…!

宮原 さっきも言ったように、そこは書く側と書かれる側も勝負ですから。そういうふうに見られたんだなと納得する時もあれば、それは違うと思う時も、そんなしょっぱい記事書かないでくれよって思う時もあると思います。その時、僕は言いますよ、面と向かって。

――そこも勝負していくわけですね。

宮原 そこはもうプロ対プロですから。それも闘いですよ。

――11月7日には週刊プロレス創刊40周年記念トークイベント「週プロトークvol.3」が開催。宮原選手がゲストとして〝参戦〟していただきますが…。

宮原 お祝いではありますけど、勝負するところは勝負するつもりで参加させていただきます。僕はときどきイベントに呼んでいただけることがあるんですけど、こういうプロレスであり、週刊プロレスに特化したイベントって何気に初めてな気がするんですよ。プロレスについてアツく語る、トークを繰り広げるっていうのは自分のプロレス観を見つめ直す意味でも非常に楽しみですね。先週号(週刊プロレス11月8日号)の巻末でも語らせてもらいましたけど、ああいうプロレスの奥の奥の部分を語るってあまりないので。

――11月7日のイベントでも宮原選手のプロレス観の深い部分を語っていただけると?

宮原 そのつもりで臨みますよ。

――先週号の表紙を飾った中嶋勝彦選手が全日本参戦が決定。イベント直前の11・5札幌で三冠ヘビー級王座に挑戦することが決まりました。そこに関して宮原選手は口にしてきませんでした。イベントでは週プロの表紙に関して語るコーナーがあり、当然突っ込まれるかと思いますが?

宮原 そこはね、そのつもりでいますよ。あの時、僕がどう感じたか、あの表紙について何を思ったか、そういう部分もこのイベントで語りたいと思います。逆にこのイベントだから語る意味があるというか。

――SNSでアナウンスされましたが、プレゼント抽選会の賞品として1年間着用した貴重な試合用コスチュームを提供してくれることも決まりました!

宮原 やっぱり週刊プロレス40周年ですから。じゃなかったら出してないですよ。

――全日本旗揚げ50周年の節目に着たコスチュームを週プロ40周年記念だから提供していただけると?

宮原 そうですね。コスチュームをプレゼントするなんて、これまでしてこなかったので。それぐらい僕もこのイベントを楽しみにしてるということです(ニッコリ)。

――11月1日現在でチケットは残りあと3枚。この記事が出ている頃には売り切れているかもしれません。

宮原 札止めまでホントにわずからしいので。これを読んでくださってる方で迷ってる人がいたら、今すぐにお買い上げください!
宮原表紙イッキ4
「週プロトークvol.3~宮原健斗~」
★11月7日(火)東京・巣鴨、闘道館(午後7時開始)
【料金】S席7500円(※サイン入りチェキ2ショット付)、A席6000円 ※S席&A席どちらも参加特典付き
【参加申し込み・問い合わせ】闘道館に電話(℡03-5944-5588)かメール(info@
toudoukan.com)、または直接来店で。売り切れの場合はご了承ください。
【URL】https://www.toudoukan.com/s/miyahara2023
11月7日「週プロトーク」に出演する宮原

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事